ロバート・クビサ(ウィリアムズ)が来季レーシングポイントに移籍するかもしれないと報じられている。
8年間のブランクを経て今季ウィリアムズから奇跡的とも言えるF1復帰を果たしたクビサだが、ここまでのところ今季F1デビューを飾ったばかりのチームメート、ジョージ・ラッセルにパフォーマンス面では大きく水をあけられてしまっている。
こうした状況のもと、クビサの母国ポーランドでクビサを応援するために立ち上げられたウェブサイト『powrotroberta.pl』は19日(木)、現時点では非公式ながら、2019年シーズンをもってクビサとウィリアムズの契約が解消されることが決まったと報じている。
だが、大けがを乗り越えてF1復帰を果たしたクビサの人気は地元ポーランドを中心に非常に高いものがあり、ビジネス的にはクビサの存在価値は依然として高いものがあるようだ。
最近ではDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)にアウディのカスタマーチームとして参戦しているWRTのチーム代表がクビサに関して「当然ながら興味がある」と語り、2020年にDTMへ移籍するなら受け入れる可能性があると示唆したと報じられている。
そして、『powrotroberta.pl』は、最近レーシングポイントのコマーシャルディレクターを務めるスティーブン・カーナウがクビサのパーソナルスポンサーを務めるポーランドのPKNオルレン本社を訪ねたとも報じている。
レーシングポイントはすでにセルジオ・ペレスとの契約を2022年まで延長したことが明らかになっている。もちろん、現チームオーナーであるローレンス・ストロールの息子であるランス・ストロールがシートを失う可能性はない。
現時点での推測だが、クビサのフルタイムドライバーとしてのF1継続は難しいものの、来季はレーシングポイントのリザーブドライバーになる可能性もあると考えられているようだ。