かつてフェラーリなどで活躍した元F1ドライバーのジャン・アレジが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は“自己批判”ができるF1ドライバーだが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はそうではないと主張した。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』から、将来のF1チャンピオンだと目されている同じ21歳のルクレールとフェルスタッペンに違いがあるとすればそれはどういうところかと質問されたアレジは次のように答えている。
「彼らが違う性格なのは間違いないよ」
「彼らは正反対の方向を向いて育ってきたということだろうね」
「シャルルは常に自分も話し合いに加わろうとしているし、常に自分に対して批判的なんだ」
「彼がバクー(第4戦アゼルバイジャンGP)とホッケンハイム(第11戦ドイツGP)で犯したミスのことを考えてごらん。彼はそれらの失敗を振り返って分析し、自分自身を修正してみせた」
そう語ったアレジは、一方のフェルスタッペンはそうではないと考えている。
ルクレールとは逆に、フェルスタッペンは「自分の問題を他者のせいだと結論づけることがしばしばある」と語ったアレジは、次のように付け加えた。
「そういう取り組み方をしていけば、ドライバーとして成長するのはかなり難しいよ」