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【予選レポート】フェラーリがメルセデスに大差のポール!レッドブル・ホンダは5番手/F1ベルギーGP

2019年09月01日(日)0:10 am

2019年F1第13戦ベルギーGPが8月31日(土)、スパ・フランコルシャン・サーキット(全長7.004km)で2日目を迎え、現地時間15時(日本時間22時)から行われた予選でフェラーリのシャルル・ルクレールがポールポジションを獲得した。今季、通算ともに3回目。

●【予選結果】2019年F1第13戦ベルギーGPのQ1-Q2-Q3タイム、周回数

【予選Q1】2度の赤旗中断が発生する波乱の展開に

18分間で行われるQ1がスタートし5分ほどが経過したところでウィリアムズのロバート・クビサのマシンが大きな白煙と炎をあげてストップ。まだ1台もタイムを刻んでいない時点で赤旗が振られ、13分を残してセッションが中断となる。

セッションが再開されるとドライバーたちが続々とコースイン。フリー走行3回目でクラッシュを喫してマシンの修復作業を行っていたハミルトンも無事に走行を開始する。

ここでマックス・フェルスタッペンのレッドブル・ホンダF1マシンに何かトラブルが発生したか、フェルスタッペンはタイムを刻むことなくいったんピットに戻るというシーンが展開された。

Q1の残り時間が3分ほどとなったところで再びコースに出たフェルスタッペンは、コース上でほかのマシンをかき分けるように走行し、なんとか3番手タイムを刻んでQ1突破を確定させた。

規定数を超えるエンジン投入で明日の決勝を後方グリッドからスタートすることが決まっているレッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンもQ1突破を決める一方、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアトはQ1で敗退となってしまった。

なお、クビアトもアルボン同様規定数以上のエンジンを投入したことに加え、規定外ギアボックス交換による5グリッド降格ペナルティーも受けるため、グリッド最後尾からのスタートがほぼ確定している。

Q1の残り時間がわずかになったところで、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィもエンジントラブルを抱えてしまいコース脇にマシンをストップ。ここでまた赤旗が振られ、この時点でQ1終了がアナウンスされる。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)、17番手カルロス・サインツ(マクラーレン)、18番手ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)、19番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、20番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)

【予選Q2】フェラーリがトップをキープ

15分間で争われたQ2では、各ドライバーが最初のアタックを終えた時点ではやはりフェラーリ勢が強さを示してルクレールがトップ、セバスチャン・ベッテルが2番手タイムを刻み、それにメルセデス勢とフェルスタッペンが続く形となる。

2回目のアタックが開始されると、最初のアタックでは11番手につけていたニコ・ヒュルケンベルグがトップ10圏内に浮上。ダニエル・リカルドとともにルノー勢が2台ともQ3進出を手にする。

その一方でグリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているアルボンとランス・ストロール(レーシングポイント)はもうコースに姿を見せることはなく、ここでQ2敗退を選択。ハースのロマン・グロージャンとマクラーレンのランド・ノリスもQ3に手が届かなかった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ロマン・グロージャン(ハース)、12番手ランド・ノリス(マクラーレン)、13番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、14番手アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)、15番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)。

【予選Q3】ルクレールが完璧な走りでポール獲得

12分間で戦われたQ3では、ここまで速さを示し続けてきたルクレールが順当に暫定ポールタイムをマーク。2番手にはメルセデスのルイス・ハミルトンが続き、逆転ポール獲得の望みをつないだ。ベッテルが暫定3番手、バルテリ・ボッタス(メルセデス)が暫定4番手、フェルスタッペンが暫定5番手で続いた。

Q3の残り時間が3分ほどとなったところからドライバーたちが最後のアタックに臨み始める。ここでセクター1で全体ベストをマークして逆転ポールの望みありかと思われたベッテルだが、セクター2でペースを落としてしまいメルセデス勢の上には出たものの、ルクレールのタイムには届かず2番手に留まった。

結局、唯一1分42秒台に乗せる完璧な走りを見せたルクレールが自身3度目のポールポジションを獲得。3番手となったメルセデスのハミルトンに0.763秒もの差をつけたルクレールは、明日の決勝ではF1初優勝を目指して一番前からスタートすることになる。

なお、トップ3チーム勢に次ぐ6番手7番手につけたルノーのリカルドとヒュルケンベルグだが、規定数を超えるエンジン投入により両者ともに明日の決勝では5グリッド降格ペナルティーを受けることになる。

今日の予選は気温29℃、路面温度も42℃に達するスパ・フランコルシャンとしては珍しいコンディションのもとで行われたが、決勝が行われる日曜日には10℃ほど気温が下がると予想されており、これがレースにどういう影響を及ぼすかに興味が持たれるところだ。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:42.519
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:43.267
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:43.282
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:43.415
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:43.690
6番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:44.257
7番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:44.542
8番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:44.557
9番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス) 1:44.706
10番手/ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:45.086

F1ベルギーGP決勝は、明日の日本時間22時10分にスタートする。

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