【マクラーレン】インディカー挑戦に向けてモンツァでアロンソと交渉
マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、2020年からフル参戦することを決めたインディカーにフェルナンド・アロンソが関与してくれることを期待しているようだ。
2018年シーズン限りでF1を引退したアロンソは、今年は2017年に続き世界3大自動車レースのひとつであるインディ500に挑戦。だが、マクラーレンとアロンソは予選を通過できず、結局インディ500には出走できずに終わってしまった。
こうした結果を受け、今後アロンソがインディ500に挑戦するとしてもマクラーレンと組む可能性はないだろうと考えられている。
しかし、2020年からマクラーレンとしてインディカーにもフル参戦することを発表したアメリカ出身のブラウンは、アロンソの母国スペインの『El Confidencial（コンフィデンシアル）』に次のように語った。
「ここまでのところ、彼（アロンソ）が（インディカーで）フルシーズンを戦うことに興味を示していないのは確かだ」
「だが、インディ500で勝ちたいという彼の望みが消えてしまったわけではないと思っている。彼は我々のインディ・プロジェクトについても知っているし、我々はモンツァでそのことについて話をすることになる」
F1第14戦イタリアGP（9月8日決勝）が開催されるモンツァでアロンソと話をすると語ったブラウンだが、その目的はもちろんアロンソに2020年にスタートするマクラーレンのインディカー・プロジェクトに加わるよう説得するためだ。
「彼なら大歓迎されるだろうし、彼も楽しめるはずだ。そして彼はどう走ればいいのか分かっているし、大成功を収められるはずだと思っているよ」とブラウンは付け加えている。
アロンソが2020年にどういう活動を行う計画をしているのかは明らかになっていない。だが、うわさされているF1復帰の可能性は非常に小さいと考えられており、有力なのはダカール・ラリーへの挑戦ではないかと言われている。
