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【画像】メルセデス、モータースポーツ活動125年の特別カラーを発表

2019年07月27日(土)0:59 am

F1ドイツGP(ホッケンハイムリンク)で母国グランプリを迎えたメルセデスが特別カラーを発表し、走行した。

メルセデスはモータースポーツ活動125年を祝し、特別ばカラーリングを発表した。

1894年7月22日、最初のモーターレースがフランスのパリからルーアンへ向かって開催された。また、メルセデスF1にとっても200回目のF1出走となる。

特別カラーは、20世紀初頭のクラシックなメルセデス・ベンツ・レーシングカーのデザインに敬意を表しており、コクピットからフロントウィングにかけて白く塗られている。

当時は、クルマのカラーリングがチームの起源を象徴しており、フランスは青、イタリアは赤、イギリスは緑、そしてドイツは白が国際的なレーシングカラーだった。

20世紀初頭のグランプリ・レーシングカーは、ブリッツェン・ベンツ(Blitzen-Benz)、メルセデス・ベンツSSK(Mercedes-Benz SSK)などのダイムラーとベンツのモータースポーツ史上最も印象的なマシンのいくつかは白く塗られていた。

20世紀初頭の20年間は、カール・ベンツとゴットリープ・ダイムラーの発明したマシンは互いに競い合っており、1908年にクリスチャン・ローテンシュラッガー(Christian Lautenschlager)がメルセデスの140馬力のグランプリレーシングカーを走らせ、次にヴィクトル・エメリ(Victor Hémery)とルネ・アンリオ(René Hanriot)がベンツ120馬力のグランプリレーシングカーを走らせた。

ブリッツェン・ベンツ(=英語でライトニング・ベンツ(Lightning Benz)、「雷光」)は、200馬力(147 kW)を出力する21.5リットルの大容量エンジンを搭載し、1911年にデイトナビーチで最高速度228.1km/hを記録。この記録は8年間破られることはなかった。

■白い塗料が削り取られている理由

バージボード周辺では白い塗料が削り取られ、下地のシルバーが露出したようなデザインになっている。これは1934年、メルセデス・ベンツW25が750kgという重量制限をやや超えてしまったため、チームは白いペンキを削り取り、その下にある金属製のボディワークを露出させて走った。これがシルバーアローの伝説的な起源となっている。

また、ガレージ内にはシルバーアローが戦った歴史的なレース用ポスターが掲載されている。

メルセデスは今週末、F1へ最初に参戦した1950年代を祝うためのもう一つのサプライズを計画しているという。

■発表された特別カラー
F1第11戦ドイツGP・メルセデス125周年

■メルセデスとピレリも古いロゴへ
F1第11戦ドイツGP・メルセデス125周年

■白い塗料が削り取られたデザイン。シルバーアローの起源だ
F1第11戦ドイツGP・メルセデス125周年

■ガレージ内には歴史的なレース用ポスターが掲載
F1第11戦ドイツGP・メルセデス125周年

■初日から特別カラーで走行
F1第11戦ドイツGP・メルセデス125周年

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