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ナイジェル・マンセルが主張「今のF1ドライバーたちは“本当のF1マシン”を知らない」

2019年07月25日(木)17:54 pm

1992年のF1チャンピオンであるナイジェル・マンセルが、現在のF1ドライバーたちには“本当のF1マシン”でのレースがどういうものかは絶対に分からないと語った。

マンセルは、F1が最高の時代を迎えていたのは、自分がタイトルを取る前の1980年代だったと考えている。

イギリス出身のマンセル(65)は、F1統括団体でもあるFIA(国際自動車連盟)の機関誌『Auto(オート)』に次のように語った。

「もうF1があの時代に戻ることは決してないだろう」

「あのころのターボマシンを操るのは、人生において最も楽しく、恐ろしいことだったよ」

「ウィリアムズFW11B(1987年型)と比べられるクルマなど世界中を探してもないよ。本当に、今のドライバーたちは本物のF1マシンがどういう感じなのか決して分からないだろうね」

「予選では、本当に最大1500馬力を手にしていたんだ。BMWはもっとパワーがあったと言われていたね。そして、ストレートでは6速ギアでホイールスピンが発生していた。175か180mph(時速約280~290km)でね。それはドライバーにとって言葉では言い表せないことさ」

ホンダのV6ターボエンジンを搭載し、1987年のコンストラクターズタイトルとドライバーズタイトルを獲得したウィリアムズの1987年型車についてそう語ったマンセルは次のように付け加えた。

「どのコーナーにさしかかったときも、クルマは本当にドライバーを殺そうとしていたよ」

ちなみに、この年にウィリアムズ・ホンダのネルソン・ピケがドライバーズタイトルを獲得。チームメートを務めていたマンセルはランキング2位で終えている。

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