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バジェットキャップ導入は大歓迎だとマクラーレンの新チーム代表

2019年07月19日(金)19:23 pm

今年5月からマクラーレンのチーム代表を務めているアンドレアス・ザイドルが、マクラーレンがかつてのようにタイトルを狙えるチームとなるためには、現在のF1の仕組みが変わっていくことが必要だと語った。

2015年から2017年まで3連覇を達成したポルシェWECチームを率いていたドイツ出身のザイドルだが、かつて2000年から2009年まではBMWの一員としてF1活動にも携わった経験を持っている。

43歳のザイドルは、フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に対し、マクラーレンでの自分の最初の仕事は現時点でチームが持つ力を最大限に発揮させることだと次のように語った。

「我々には3強チームほどではないだろうが、まずまずの予算がある。組織として見た場合、まだ本来のレベルには到達していない」

ザイドルは、自分がいた頃に比べると、現在のF1は予算が爆発的に大きくなっていると次のように続けた。

「私はファンとしてF1を見続けていたし、何も失われたものなどないと思っている」

「今でも素晴らしい舞台であることに変わりはないし、その点に関しては私が離れた2009年以降も変わっていないよ」

「唯一違っているのは、予算が爆発的に増えたことと、トップ3チームとそれ以外のチームの差が、もはや継続不能なレベルにまできていることだ」

「今後、我々のようなチームが競争力を増すには大金を投じるしか手段はないということになるし、それは我々の存在そのものを脅かすことにつながるだろう」

そう語ったザイドルは、それゆえ自分としてはF1オーナーのリバティ・メディアが進めようとしているバジェットキャップ(チーム予算に一定の上限値を定めること)には大いに賛成だと次のように付け加えた。

「すべてのチームにそれぞれの課題があることは分かっている。だが、我々には強力な運営が必要だよ。2021年のレギュレーションはこのスポーツの将来にとって非常に大きな影響を及ぼすことになるだろう」

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