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F1からの撤退はないとハースF1チーム代表 スポンサーのリッチエナジーは社名を変更

2019年07月17日(水)17:30 pm

ハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーが、2016年にF1参戦を開始したアメリカンチームが今季限りで撤退する可能性もあるのではないかとの推測を否定した。

昨年はF1参戦開始わずか3年目にしてコンストラクターズランキング5位にまで駆け上ったハースだが、今季はピレリが供給する2019年仕様タイヤに苦しめられて苦戦が続いており、現時点ではランキング9番手に位置している。

そのハースの苦しみにさらなる追い打ちをかけたのが、今季からタイトルスポンサーとして迎えていたリッチエナジー問題だ。リッチエナジーはF1イギリスGPの開幕直前にツイッターでハースとの契約を打ち切ったと発表したが、その後代表のウィリアム・ストーリーが会社を追われ、社名も新たに『Lightning Volt(ライトニング・ボルト)』と変わるなどのドタバタ劇が続いている。

こうした動きの中、シュタイナーはデンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』に次のように語った。

「(リッチエナジーを)引き継ぐ人たちは我々と続けることを望んでいる」

「我々はその件について数週間のうちに話をすることになる。彼らは将来どういうことを行うのかということについて合意する必要がある」

こうしたタイトルスポンサー問題に加え、先週末にシルバーストン・サーキットで行われたイギリスGP決勝はチームメートのロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンが同士討ちして2台ともにリタイアで終えるというハースにとっては最悪の結果となってしまった。

だが、シュタイナーは「私はもう幼稚園児ではないよ」と語り、気持ちを切り替えて前に進んでいくつもりだと示唆している。

だが、最近では今季の不振やタイトルスポンサー問題によって、チームオーナーであるジーン・ハースがF1チーム運営に嫌気がさして撤退することを決断する可能性もあるのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。

その可能性について質問されたシュタイナーは次のように答えた。

「ジーンはもう長いことレースをやってきているんだ。彼も物事が常にいい方向へ進むわけじゃないことは分かっているよ」

「彼が現在の状況に満足していると言いたいわけじゃないよ。彼だってそんなことは無理だ。だからと言ってそのことで彼を責めるわけにはいかないよ」

そう語った54歳のシュタイナーは次のように付け加えた。

「しかし、彼も分かっているよ。我々が返り咲きさえすれば何も問題はないことをね」

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