6月末に行われたF1オーストリアGPで今季初めて表彰台を逃したルイス・ハミルトン(メルセデス)が、そのことで浮き足だったりはしていないと主張した。
今季は開幕以来第8戦フランスGPまでの8レースを優勝6回、2位2回という成績で終えていた現F1チャンピオンのハミルトンだが、レッドブルリンクで行われた第9戦オーストリアGPでは5位に沈んでしまった。
だが、ハミルトンはフランスの『L’Equipe(レキップ)』に次のように語った。
「冷静を保ち、生産的であることが重要なんだ」
「僕たちは初めてつまずいただけさ。だけど、僕たちはポイントを持っているし、まだトップにいる」
「いいことと同じように悪いことだって受け入れなくてはならない。そして前に進むんだ」
ハミルトンはランキング2番手につけているチームメートのバルテリ・ボッタスに現時点ですでに31ポイント差をつけており、通算6回目のF1ドライバーズタイトル獲得に向けて好位置につけているのは確かだ。
「幸い、僕には多くの経験がある。それと同時に僕はすごく調子がいいと感じているし、精神的にもまだ若いからね」
そう語ったハミルトンは次のように付け加えた。
「今年はシーズンをこれまでで最高の形で始められたと思っているよ」
今週末に行われるイギリスGPはハミルトンにとってホームレースとなるだけでなく、舞台となるシルバーストンはこれまで5回優勝を飾った得意なサーキットでもある。
昨年はセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に優勝をさらわれたものの、2014年から2017年まで4年連続で優勝しているサーキットだけに、今週末はハミルトンの反撃が見られる可能性は高そうだ。