F1オーストリアGP決勝レース(レッドブルリンク)は、レッドブル・ホンダが初優勝を果たし、ホンダF1はF1復帰後初、さらにF1で13年ぶりの勝利を挙げた。
●【正式:決勝レース結果】F1オーストリアGPのタイム差、周回数、ピット回数
F1公式タイヤのピレリは、激闘のレースを次のように振り返った。
■ピレリ:決勝レースレポート
F1オーストリアグランプリは、先週のフランスグランプリよりも暑い、路面温度が58°Cに達した中で行われた。この厳しいコンディション下で、2番グリッドのレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、スタートでの失敗にもかかわらず、ミディアム ー ハードと繋ぐ1ストップ戦略でオーストリアグランプリ2連覇を達成した。
■キーポイント
・ポールポジションからスタートし、レースの大半でトップを走ったフェラーリのシャルル・ルクレールは、ソフト ー ハードと繋ぐ1ストップ戦略で2位フィニッシュした。メルセデスのバルテリ・ボッタスは、フェルスタッペンと同じ戦略で3位を獲得した。
・トップ10グリッド中の3名がミディアムタイヤでスタートした。グリッド全体では、7名を除く全ドライバーがスタート時にミディアムを装着した。
・レッドブル、ハース、マクラーレンの3チームがチーム内で戦略を分け、1台がソフトで、もう1台がミディアムでスタートした。
・ソフトでスタートしたフェラーリと、ミディアムでスタートしたメルセデスとの間で、興味深い戦略的な闘いが展開された。しかし、フェラーリのピットストップ失敗が、この闘いに影響を及ぼした。
・数多くのグリッドペナルティーが課されていた中、戦略によってポジションをアップしたドライバーも見られた。19番グリッドからスタートしたマクラーレンのカルロス・サインツは、ミディアムによる長いオープニングスティント後、ハードへ繋ぐ戦略で8位を獲得した。
・ レース後、スチュワードによって、フェルスタッペンとルクレール両名を召喚した審議が行われ、最終的なレース結果が確定した。
■各コンパウンドのパフォーマンス
・ハード C2: 大半のドライバーが第2スティントで使用したハードは、オーストリアの高い路面温度に効果的に対応し、1ストップ戦略に貢献した。
・ミディアム C3: マクラーレンのランド・ノリスのみが、ソフト ー ミディアムと繋ぐ1ストップ戦略を採り、6位を獲得した。
・ソフト C4: ベッテルのみが上位勢でただ一人2ストップ戦略を採り、21周のファイナルスティントでソフトを使用した。
■マリオ・イゾラ(ピレリ・カーレーシング責任者)のコメント
「今日は、エキサイティングで見応えある闘いが才能豊かな若いドライバー間で繰り広げられ、終始スリリングなレース展開となりました。この偉大な2人のドライバー、マックスとシャルルの両名を祝福します。
タイヤのパフォーマンスに関しては満足しています。全3種類のコンパウンドは、今シーズンで最も高い路面温度にもかかわらず、レースにおけるそれぞれの重要な役割を果たしていました。
大半のドライバーが1ストッパーだった中、6位を獲得したランド・ノリスは、ハードタイヤを用いることなく1ストップ戦略を実行しました。我々は、このままシュピールベルクに留まり、今日ポイントを獲得した2台のアルファ・ロメオとともに、2020年型タイヤの2日間テストに臨みます」
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