メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、バルテリ・ボッタスはもっと頑張る必要があるとほのめかした。
●【レース結果】F1フランスGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数
2018年はスランプに陥り1勝もあげることができなかったボッタスだが、今季は開幕戦で勝利を飾ると第4戦アゼルバイジャンGPでも優勝し、その時点ではチームメートのルイス・ハミルトンと互角の戦いを演じていた。
だが、第5戦スペインGP以降はハミルトンが4連勝を飾り、ボッタスとのポイント差を36に広げている。
こうした中、やはり今季限りでボッタスがシートを失い、2020年には現在リザーブドライバーを務めているエステバン・オコンがハミルトンのチームメートになるのではないかとのうわさも再燃してきている。
F1フランスGPが行われた先週末のポール・リカール・サーキットでボッタスについて質問されたヴォルフは、テレビ局『Sky Italia(スカイ・イタリア)』に次のように答えた。
「彼はルイスからのプレッシャーを感じているのかって? そうではないといいがね。ルクレール(フェラーリ)との戦いにおいて、彼はちょっとばかり眠っていたけれどね」
フランスGP決勝でハミルトンに18秒もの差をつけられて2位に終わったボッタスは、見るからに落胆した表情でハミルトンとのパフォーマンス差はものすごく大きかったと認めたものの、次のように付け加えた。
「彼は無敵じゃない。僕にはそれが分かっている。僕には懸命に取り組む必要があるだけさ」