トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、ダニール・クビアトは以前よりも大きく成長して戻ってきたと語った。
ロシア出身ドライバーであるクビアトは2014年にレッドブルのジュニアチームであるトロロッソからF1デビューを飾ると、その年限りでレッドブルを去ってフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテルの穴を埋める形で2015年にはレッドブルに昇格。
だが、続く2016年の第4戦ロシアGP後にマックス・フェルスタッペンと入れ替わりに再びトロロッソに降格されると、翌2017年の第17戦アメリカGPを最後にレッドブルから契約を解除されてしまっていた。
2018年にはフェラーリのシミュレーター担当ドライバーを務めたクビアトだが、レッドブルの人材不足もあって今季レッドブルに昇格したピエール・ガスリーの後を受けて再びトロロッソのフルタイムドライバーに復帰している。
今年4月に25歳となったクビアトがトロロッソF1マシンのステアリングを握るのは今回で通算3回目ということになる。
トストは、そのクビアトについて次のように語った。
「ダニールは今ではかなり成熟しているよ。彼は技術面に関してもかなりよく理解することができている」
「みんなも知っているように、昨年彼はフェラーリでシミュレーター作業を担当していた。私は彼がそこで多くを学んだのだと思っているし、彼にとってすべてがいい方向に向かいつつあるよ」
トストは今季クビアトのチームメートを務めているルーキーのアレクサンダー・アルボンにも言及しながら次のように付け加えた。
「アレックスは非常にいいパフォーマンスを発揮しつつあると言わなくてはならないし、彼は予想していた以上だと私は思っている。我々のところには本当に力のあるドライバーが2人いるよ」