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【FP3レポート】ホンダ勢苦戦も3台がトップ10/F1カナダGP

2019年06月09日(日)1:36 am

2019年F1第7戦カナダGPが6月8日(土)、ジル・ビルヌーブ・サーキット(1周4.361km)で2日目を迎え、現地時間11時(日本時間9日0時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。

●【FP3結果】2019年F1第7戦カナダGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

60分で行われる予選前最後のセッションだが、序盤はウィリアムズのロバート・クビサのみが積極的に周回を重ねる状況となる。ほかのドライバーたちは予選が行われる頃には路面温度がさらに上昇することが予想されるためか、走行開始のタイミングを遅らせる作戦をとった。

セッション開始から16分ほどが経過したところからドライバーたちが徐々にコースに向かい始め、トップチーム勢も開始20分あたりから走行を開始。メルセデス勢、フェラーリ勢はここに持ち込まれたドライタイヤのうち一番柔らかいソフトタイヤ、レッドブル・ホンダ勢は中間に位置するミディアムタイヤで最初の走行に臨んでいく。

そんな中、走行を開始したばかりのランス・ストロール(レーシングポイント)のマシンが最終シケイン手前で白煙と炎を吹き上げてしまう。ストロールはなんとか惰性でピットロードに入るもののそこでストップ。地元モントリオール出身のストロールは予選前最後のセッションをノータイムで終えることになってしまった。

セッション前半はベッテルとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が1-2体制を築き、それにルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスのメルセデス勢、マックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリーのレッドブル・ホンダ勢が続く展開となる。

セッションの残り時間が18分ほどとなったところから新品ソフトタイヤでの予選シミュレーションが開始されていく。

フェラーリ勢とメルセデス勢が何度かトップタイムを更新し合う展開となるが、最終的にはベッテルが刻んだ1分10秒843がこのセッションの最速タイムとなり、チームメートのルクレールが0.139秒差の2番手で続いた。

それにハミルトンがトップから0.393秒差、ボッタスが同じく0.688秒差で続き、メルセデス勢が3番手4番手の位置につけた。

レッドブル・ホンダ勢はフェルスタッペンがトップから0.999秒差の5番手、ガスリーは1.071秒差の6番手だった。

前日に行われたフリー走行2回目では1台もトップ10に入ることができなかったホンダ勢だが、このセッションではトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが4戦連続での予選Q3進出が期待できる10番手につけ、4台中3台がトップ10内に位置した。トロロッソ・ホンダのもう1台、アレクサンダー・アルボンは14番手で予選前最後のセッションを終えている。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:10.843
2番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:10.982
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:11.236
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:11.531
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:11.842
6番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:11.914
7番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:12.045
8番手/ランド・ノリス(マクラーレン・ルノー) 1:12.154
9番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント・メルセデス) 1:12.175
10番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:12.298

F1カナダGP予選は、このあと日本時間3時から始まる。

●【FP3動画】F1カナダGPフリー走行3回目ハイライト動画

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