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2021年に向け「最善の妥協点」を探るF1オーナー

2019年06月06日(木)5:15 am

F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)、F1オーナー、そして各F1チームとの間に結ばれている現在のコンコルド協定は2020年に満期を迎える。

コンコルド協定の内容は原則非公開となっているものの、技術レギュレーションや競技規則を始めF1運営方法や収益の分配方法などが定められている。

現在2021年以降に適用される新たな契約内容に関する提案や交渉が開始されているが、その内容次第でチームの勢力図や各チームの収入にも大きな影響が及ぶだけに、現状ではまだ合意にいたるにはほど遠い状態だと伝えられている。

F1オーナーであるリバティ・メディアの一員としてF1最高責任者の地位にあるチェイス・キャリーは、現在の交渉状況についてカナダの『La Presse(プレス)』に次のように語った。

「交渉は進展しつつあるよ」

「2021年に向けてのものだから、即時かつ緊急に合意に達する必要はないんだ」

「我々が目指していたことへの基盤づくりは出来たと思っている。そしてすでに多くのことが決着を見ている。特に技術レギュレーションに関してはね」

「とは言うものの、チーム間にはまだ大きな意見の相違がある。10チームがあり、それぞれがほかのチームとは異なる立場にあるからね」

そう語ったキャリーは、次のように付け加えた。

「彼ら全員を満足させることなど不可能だし、このプロセス完了時には、全員が多かれ少なかれ不満を抱えることになるだろう。目指すのは最善の妥協点を見いだすことだよ」

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