F1最高責任者のチェイス・キャリーが、現在行われているF1グランプリのうち2つのレースが来年のF1カレンダーから消えることになると明言した。
F1オーナーのリバティ・メディアは、2020年にベトナムGPとオランダGPを新たにF1カレンダーに追加することを決定している。しかし、キャリーは年間レース数に関しては現行の21レースを維持するつもりだとカナダの『La Presse(プレス)』に次のように語った。
「我々のカレンダーに新たなものを加えることが重要だと私は考えている。だが、毎年混乱を増大させたいとは思っていない」
「我々は多くのプロモーターたちと長期間にわたる関係を有していることを誇りに思っているし、目指すのは長期的なパートナーシップを築き上げることだ」
「グランプリの数に関しては、それを増やす前にもっと時間をかけることになる。来シーズンには2つの新しいレースが加わることになるが、レース数は安定した形(現状維持)に留めることになる」
キャリーが語ったように来シーズンも年間21戦で行われるということであれば、現行レースのうち2つがカレンダーから消えることになる。ちなみに、今年で開催契約が切れるのは、スペインGP、イギリスGP、ドイツGP、イタリアGP、そしてメキシコGPだ。
これまでに報じられたところによれば、その中でも特に消滅の可能性が高いのはバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで開催されているスペインGPと、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで行われているメキシコGPだと考えられている。