レッドブルは「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」を2019年シーズン限りで終了することを発表した。
今シーズン開幕当初は全8戦を予定していたが、全4戦で競われることになる。今後開催を予定しているレースは千葉を含む3戦となった。
【終了】第1戦 2月8日(金)、9日(土)アブダビ(UAE)
第2戦 6月15日(土)、16(日)カザン(ロシア)
第3戦 7月13日(土)、14(日)バラトン湖(ハンガリー)
第4戦 9月7日(土)、8日(日)千葉
キャンセルとなった4戦は、開催地未定のままだったヨーロッパ大会、アジア大会、10月開催予定だったアメリカのインディアナポリス、11月開催予定だったサウジアラビアだ。
■2003年から90レース以上開催
2003年の初開催以来、レッドブル・エアレースはこれまで90以上のレースを開催し、世界最高の飛行技術を持つパイロットたちが低空の空中コースを高速で旋回しながら競い合う世界最高峰のスポーツ・エンタテイメントとして行われてきた。
しかし、残念ながらレッドブル・エアレースは、レッドブルが世界各地で開催している他のイベントと同じレベルで世間の興味関心を得ることが出来なかったという。
■レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会「これが最後のレース」
今回の発表を受けて、千葉大会を主催するレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は下記の様にコメントしています。
「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップのなかでも千葉大会は最大規模の動員数を誇り、多くのモータースポーツファンの興味関心を惹きつける一大イベントです。
千葉大会にはさらなる可能性があったため今回の発表は非常に残念です。
レッドブル・エアレース最後のレースが有終の美を飾れるようにレッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会は邁進して参ります。皆さま是非千葉大会にお越し下さい」
■2017年ワールドチャンピオン、現在シーズンランキング首位の室屋義秀「100%レースに集中」
「今シーズンは全4戦に変更となったので、チャンピオンシップの年間戦略を修正しながら、現在のリーディングポジションを維持できるよう全力を尽くしていきます。
9月までの短期決戦となりましたので、他のことは考えず100%レースに集中していきます。
スポーツ選手とは、設定されたルールや与えられた条件の中において、その能力の限界に挑戦する存在だと考えます。その挑戦の過程により、新たな未来が創造されていくと考えています」。
■現在のポイントランキング(トップ3)
1 室屋義秀 28p
2 マルティン・ソンカ 22p
3 マイケル・グーリアン 21p
室屋の今シーズン以降の活動については現時点で発表されていない。