ロバート・クビサ(ウィリアムズ)のスポンサーを務めるポーランドのPKNオルレン社が、2020年F1シーズンのことを語るにはまだ早すぎるとの見解を示した。
今季9年ぶりにF1復帰を果たしたポーランド出身のクビサだが、ここまでの6戦で予選・決勝を通じて一度も今年F1デビューを飾った新人チームメートのジョージ・ラッセルに勝つことができていない。
最近では、ウィリアムズがクビサを諦めて別のドライバーを走らせることを考えているようだとのうわさもささやかれているが、中にはPKNオルレンがクビサのスポンサーを降りるのではないかとの推測もなされているようだ。
もちろん、スポンサーを失うことになれば、その資金で今季のウィリアムズのシートを確保したクビサがそのままドライバーを続けられる可能性はほぼないと考えていいだろう。
しかし、PKNオルレンのスポークスマンを務めるアダム・ブラクは『wirtualnemedia.pl』に次のように語っている。
「ロバートの今後に関する様々なコメントや推測は私も目にしたよ。だがまだほんの何レースしか行われていない」
「現時点では、来季のことを見据えても意味のないことだ」
伝えられるところによれば、今季PKNオルレンがクビサとウィリアムズにもたらした金額は1000万ユーロ(約12億円)だとされている。
だが、ブラクは、PKNオルレンとしてはポーランドで絶大な人気を誇るクビサを支援できることに満足していると次のように続けた。
「ロバートのF1復帰はポーランド人にとって誇りの源となっているんだ」
「我々の調査によれば、回答者の72パーセントが、成績を問わずポーランド人ドライバーをサポートすべきだとしている」
「ロバートは非常に有名だし、4分の3もの人たちが彼を応援するとしている。広告面だけをとってみても重要だよ」
そう語ったブラクは次のように付け加えた。
「彼、そしてウィリアムズ・チームとはいい契約を結んだし、彼らは全ての状況を考慮している。我々が冷静なのはそのためだ」