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ロバート・クビサ「ウィリアムズはラッセルを優先しているように感じる」

2019年05月27日(月)19:57 pm

モンテカルロ市街地サーキットで行われた今季のF1第6戦モナコGP決勝を終えたロバート・クビサが、ウィリアムズはチームメートのジョージ・ラッセルを優先しているように感じると語った。

●【決勝レース結果】2019年F1第6戦モナコGP 決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

2006年に初のポーランド出身F1ドライバーとしてBMWザウバーでデビューを飾ったクビサは、将来のF1チャンピオン候補だと目されていた。

だが、ロータス・ルノーに在籍していた2011年のシーズン開幕前に参戦したラリーで大クラッシュを演じてしまった。かろうじて右腕の切断は免れたクビサだったが、その腕の機能が完全に元に戻ることはないと言われている。

そんなクビサが8年のブランクを経て今年ウィリアムズでF1復帰を果たしたことを歓迎しているファンも多い。

だが、期待とはうらはらにクビサはあまり高いパフォーマンスを発揮することができず、予選・決勝を通じてこれまで一度もルーキーのチームメート、ジョージ・ラッセルに勝つことができていない。

しかし、先週末に行われたモナコGP決勝では最後尾グリッドからスタートしたクビサが19番グリッドスタートのラッセルと18番グリッドスタートのアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)をかわして、彼らの前を走行していた。

だが、チームは先にラッセルの方をピットインさせ、タイヤ交換を行うことを選択。これに対し、クビサは無線で担当エンジニアに次のように告げていた。

「前にいるドライバーの方に戦略的優先権があると思っていたんだけれど?」

エンジニアはそれに対し、これについてはレースの後で話し合おうと答えている。

しかし、クビサは結局モナコでも最終的にラッセルに勝つことはできなかった。ジョビナッツィにクルマをぶつけられてコース上でスピンした際に、ラッセルに追い抜かれてしまっていたためだ。

「なんて言えばいいんだい?」

「僕は最初のコーナーで2つ順位を上げ、それからは自分のリズムでドライビングできていたんだ」

そう語ったクビサは次のように付け加えた。

「多くの人たちは、僕がここ(モナコ)で走るのは無理だろうと言っていた。だから完走できたのはよかったよ。全体として、レースはかなりよかったんだ。だけど戦略がベストではなかった。そういうことさ」

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