【自動車】フィアット・クライスラー、ルノーに統合提案で世界3位へ 日産や三菱を合わせると世界1位

2019年05月27日(月)15:42 pm

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(以下「FCA」)は27日、ルノー・グループの取締役会に、1対1の比率による両社の事業統合を提案した。統合会社すれば、年間合計約870万台を販売する世界第3位の完成車メーカーになる。

両社は事業運営に関する議論を重ねてきており、統合会社はEV(電気自動車)や自動運転を含めた技術変革をけん引するグローバル・リーダーを目指す。工場閉鎖は無いという。

本件統合案は、売上高・台数・収益性・技術の観点から両社の株主・ステークホルダーにメリットをもたらすという。

両社の統合案は、オランダに拠点を置く親会社の傘下への統合を想定している。統合会社の取締役会は当初計11名の構想で、過半数が社外取締役で、FCAとルノー・グループから4名ずつの取締役が加わり、日産自動車株式会社(以下「日産」)からも1名が指名される想定だ。

統合親会社は、イタリア証券取引所(ミラノ)、ユーロネクスト(パリ)、ニューヨーク証券取引所に上場の予定としている。

統合会社は高級車の「マセラッティ」や「アルファ ロメオ」、大衆車「ダチア(Dacia)」「ラーダ(Lada)」、「フィアット」「ルノー」「ジープ(Jeep)」「ラム(Ram)」ブランドなど全てのマーケットをカバーする。

ルノー・グループは欧州、ロシア、アフリカ、中東、FCAは北米や南米において強みがある。

統合により年間で推定50億ユーロを超えるシナジーが期待される。統合実施に伴う30~40億ユーロ程度の累積費用は、初年度のキャッシュフローでニュートラルに、2年目以降にプラスに転じる見通しだ。

統合会社と、アライアンス・パートナーである日産および三菱自動車工業株式会社(以下「三菱自動車」)を合わせると、年間1,500万台以上を販売する世界最大の完成車メーカー・アライアンスとなり、年間推定約10億ユーロのシナジーが追加されると試算している。

TopNews最新ニュースを読もう!
前後の記事
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック
日本車メーカー・ブランド特集ページ
トヨタ特集ページ レクサス特集ページ 日産特集ページ ホンダ特集ページ 三菱特集ページ
マツダ特集ページ スバル特集ページ スズキ特集ページ ダイハツ特集ページ 光岡
輸入車メーカー・ブランド特集ページ
アウディ アキュラ アストンマーチン アバルト アルピナ
アルピーヌ アルファロメオ インフィニティ AMG キャデラック
クライスラー ケータハム シトロエン シボレー ジャガー
ジープ GM スマート ダイムラー ダットサン
テスラ パガーニ BMW フィアット フェラーリ
フォルクスワーゲン フォード プジョー ベントレー ボルボ
ポルシェ マクラーレン マセラティ MINI メルセデス・ベンツ
ラディカル ランドローバー ロータス ルノー