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【FP1レポート】ホンダ勢が順調な滑り出し フェルスタッペンはメルセデスに肉薄/F1モナコGP

2019年05月23日(木)20:06 pm

2019年F1第6戦モナコGPが5月23日(木)、モンテカルロ市街地サーキット(全長3.337km)で開幕。現地時間11時(日本時間18時)から行われたフリー走行1回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。

●【FP1結果】2019年F1第6戦モナコGPのタイム差、周回数

セッション序盤は事前の予想通りメルセデス勢が速さを示し、ハミルトンとチームメートのバルテリ・ボッタスが交互にトップタイムを刻みながらライバルたちをリードしていく。

そんな中、カルロス・サインツのマクラーレンF1マシンにトラブルが発生。サインツはインスタレーションラップを行ったのみで、その後は走行できない状態に陥ってしまう。

また、最初の走行プログラムを展開していたハースのロマン・グロージャン、ケビン・マグヌッセンの2人に黒旗が振られ、ピットへ戻るよう指示が出されるという珍しいシーンも展開された。伝えられるところによれば、ハースに無線関係のトラブルが発生したためだという。

セッション開始から30分ほどが経過したところで、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがメルセデス勢に割って入る2番手タイムをマーク。この時点ではチームメートのピエール・ガスリー、そしてトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンとダニール・クビアトもすべてトップ10に入っており、ホンダエンジン勢がいい形でセッションをスタートした。

セッション開始から40分が過ぎ、各ドライバーがこのセッションでの2回目の走行プログラムを開始すると、再びメルセデスのチームメート同士がトップタイムを塗り替え合う展開となる。

だが、セッションが折り返し点を過ぎた時点でハミルトンがこのセッションでの最速タイムとなる1分12秒106をマーク。それにボッタスとフェラーリ勢が続いていく。

だが、セッションの残り時間が30分を切ったところで、ライバルたちと同じように新品のソフトタイヤに履き替えたフェルスタッペンがまずはフェラーリ勢に割り込む4番手タイムをマーク。

フェルスタッペンはそこからさらにペースを上げ、その次のアタックでメルセデス勢に割り込む2番手タイムをマーク。トップのハミルトンに0.059秒差と迫った。チームメートのピエール・ガスリーはメルセデス勢とフェラーリ勢には届かなかったものの6番手をキープした。

その後、各チームがロングランプログラムを開始していく中、問題を解決したハース勢がタイムアタックに臨み、ケビン・マグヌッセンが8番手、ロマン・グロージャンが10番手でトップ10に食い込んでみせた。

最初の走行プログラムでは2台ともにトップ10内に位置していたトロロッソ・ホンダ勢だが、2回目の走行プログラムではミディアムタイヤをチョイス。一番柔らかいソフトタイヤを履いたルノー、ハース、アルファロメオなどがタイムを縮めたことでクビアトは13番手、アルボンは14番手でモナコ最初のセッションを終えたものの、ホンダ勢としてはまずまずのスタートを切ることができたと考えてよさそうだ。

■フリー走行1回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:12.106
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:12.165
3番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:12.178
4番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:12.467
5番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:12.823
6番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:13.170
7番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:13.227
8番手/ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) 1:13.232
9番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:13.363
10番手/ロマン・グロージャン(ハース・フェラーリ) 1:13.379

F1モナコGPフリー走行2回目は、このあと日本時間22時から始まる。

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