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インディ500決勝出走権買い取りを拒否していたアロンソ

2019年05月22日(水)20:00 pm

今年のインディ500予選で敗退して決勝に進むことができなかったフェルナンド・アロンソだが、ほかのシートを買い上げて決勝に出走するという手段を拒否していたようだ。

世界3大自動車レースのひとつに数えられる伝統のインディ500だが、F1などとは違い、エントリーはドライバーではなくマシンが基準となる。

つまり、アロンソはマクラーレンのインディカーマシンで予選に敗退してしまったものの、予選を通過したインディカーマシンのシートを買い上げてしまえば、アロンソがそのマシンに乗って決勝に出走することも可能となるわけだ。

マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、アロンソにその選択肢をとって決勝で走ることをアロンソに提案していたことを認め、『AP通信』に次のように語った。

「フェルナンドは何も間違ったことはしなかった」

「彼にはレースに出る必要があったし、レースに彼がいなくてはならなかった。そして我々にはそれを可能としてくれるであろうパートナーがたくさんいるんだ」

伝えられるところによれば、マクラーレンはインディ500予選を19番手で通過したチーム・シュタンゲ・レーシングのシートがアロンソのために買収するには理想的だと狙いを定めていたようだ。カーナンバー77を付けたそのマシンをドライブしたのはスペイン出身のベテランドライバー、オリオール・セルビアだ。

しかし、アロンソはその提案を断ったという。

「彼はこう言ったよ。“僕もこのレースに出るには何が必要なのか分かっている。だけど、僕のチームがシートを買ったことによって予選を通過していたほかのドライバーが出られなくなるのは正しいことだとは思えない”とね」

そう語ったブラウンは次のように付け加えた。

「フェルナンド、そしてマクラーレンにもプライドがすごくあるんだ」

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