FIA(国際自動車連盟)会長のジャン・トッドが、2020年にオランダGPが復活するのはF1にとって「素晴らしい」ことだと語った。
1952年から開催されていたオランダGPだが、通算30回目となった1985年を最後にF1カレンダーから姿を消していた。ちなみに、その年に行われた最後のオランダGPで優勝したのは20日(月)に亡くなったニキ・ラウダだった。
先週、トッドは2020年に35年ぶりにオランダGPを開催することになったザントフォールト・サーキットを訪れていたが、そこでは地元の英雄であるレッドブルのマックス・フェルスタッペンがF1マシンのデモンストレーション走行を行っていた。
トッドはそこでオランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。
「ザントフォールトはまさに伝統的スタイルのサーキットだし、多くの歴史がF1カレンダー上で刻まれてきたことは素晴らしいことだ」
トッドは、フェルスタッペンに対する地元の熱狂ぶりには驚かされたと認め、次のように付け加えている。
「私はここでものすごい情熱を目にしている。ほとんど全員がレッドブルの服を着ているんだ。だからこそ、オランダGPの復活はいいことだよ」
さらに、トッドはフェルスタッペンについて次のように語った。
「彼は父親と母親の遺伝子を受け継いでいる。だから非常に才能に恵まれているし、偉大なドライバーとなれるだけの情熱を持っているよ」
「彼はこのスポーツにとって素晴らしい存在だ」
「マックスの人気からすれば、ザントフォールトでのレースにはファンが大挙して押しかけるはずだよ」と73歳のトッドは付け加えた。