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「今年のメルセデスは過去最強だ」とレッドブル首脳

2019年05月20日(月)18:25 pm

レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、今年のメルセデスの強さはかつてないほどだと語った。

前戦F1スペインGPの翌週にバルセロナ-カタルーニャ・サーキットでF1公式インシーズンテストが2日間にわたって開催されたが、初日にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が順当にトップタイムをマーク。

しかし2日目のセッションでも、その日メルセデスF1マシンに初めて乗ったロシア出身のニキータ・マゼピンがトップタイムを刻んで見せている。2日間を通じて1分15秒台に乗せたのはボッタスとマゼピンのメルセデス勢だけだった。

ロシアの大富豪を父親に持つ20歳のマゼピンは今季F2シリーズに参戦しているが、現時点でのランキングは20人中16番手だ。

「F2の二流ドライバーがすぐにそういう結果を出せたということは、メルセデスがどれほど優れているかを示すものだ。彼らはかつてないほどに強力だよ」

ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったマルコは次のように続けた。

「それ以上に私を驚かせたのは、メルセデスがマゼピンにファステストを刻むのをやめさせようとしなかったことだ。それは彼らが現在の支配者であることが非常に明確だからだよ」

マルコは今季開幕からここまで5戦連続で1-2フィニッシュを飾っているメルセデスの勢いは、今週末に行われる第6戦モナコGP(26日決勝)でも衰えることはないだろうと考えている。

「メルセデスのホイールベースは一番長いものの、彼らはモナコでもさらにリードを大きく広げるだろう。彼らは本当のトラクション・モンスターだし、モナコではそれが一番重要だからね」

「我々も何らかの改善策は見つけた。だが、それでは十分ではないよ」

マルコは、モナコでもメルセデスの絶対的優位は動かないものの、レッドブル・ホンダがフェラーリの上に出ることは十分に可能だと考えているようだ。

「もしも、フェラーリがダウンフォースとトラクションをうまく発生させることができなければ、彼らはおそらくモナコでは6位か7位どまりだろうね」とマルコは付け加えた。

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