F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが、タイヤテストにはもっと経験のあるF1ドライバーを起用して欲しいとの要望をあらためて表明した。
スペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキットで14日(火)と15日(水)の2日間にわたってF1公式インシーズンテストが開催されたが、そこでは数名のドライバーによる2020年仕様のプロトタイプタイヤのテストも行われていた。
14日にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とセルジオ・ペレス(レーシングポイント)、そして15日にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)とランス・ストロール(レーシングポイント)がそのプロトタイプタイヤでのテストを担当している。
だが、ピレリとしては昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソのように非常に経験豊かなドライバーがテストを務めてくれることを願っているようだ。
実際、今年はアロンソがバーレーンGP後に行われたテストでタイヤテストを担当している。
「我々は幸運だったし、あれほどの経験を持つドライバーが助けてくれたことを非常に喜んでいるよ」
アロンソについてそう語ったピレリの自動車レース責任者を務めるマリオ・イゾラは次のように付け加えた。
「若いドライバーたちにもクルマに乗る必要があるのは理解している。だが、タイヤテストで我々が必要なフィードバックを得るのは非常に難しいんだ」