F1第5戦スペインGPがバルセロナ-カタロニアサーキットで開幕し、初日をホンダF1が次のように振り返った。
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■ホンダF1:初日レポート
スペインGPの慌ただしい初日が終わり、4台のHondaのPU(パワーユニット)で戦うマシンのうち3台がトップ10内のタイムをマークしました。
アストンマーティン・レッドブル・レーシングはFP1で出したベストタイム時ではソフトタイヤを使用していませんでしたが、ピエール・ガスリーがセッション8番手のタイムをマーク。9番手にレッドブル・トロロッソ・ホンダで最速だったダニール・クビアトが続きました。
マックス・フェルスタッペンは12番手、アレクサンダー・アルボンが15番手をマーク。しかしながらフェルスタッペンはマシンのセッション終盤のオイル漏れのトラブルにより、すべてのプログラムを消化しない状態で最初のセッションを終えることとなりました。
■スペック2へ前倒しで交換
このオイル漏れのトラブルにより、フェルスタッペンのPU交換を予定より前倒しする決断が下されました。計画ではスペック2のPUに金曜夜のタイミングで載せ替える予定でしたが、プログラムへの影響を最小にすべく、FP2前に変更すべく早急に作業を行うこととなりました。
メカニックたちによるすばらしい作業により、フェルスタッペンはFP2に遅れをとることなく走行開始。セッションでは5番手のタイムをマークし、ガスリーも7番手でFP2を終えました。
■トロロッソの2台はわずか0.057秒の僅差
クビアトとアルボンはそれぞれ10番手と12番手でセッションを終えましたが、トロロッソの2台のラップタイムがわずか0.057秒差と、今回も中団の争いは非常に僅差となっています。
■スペック1の分析は継続中
フェルスタッペンのスペック1のPUで起きたトラブルの原因の分析はまだ続きますが、ホンダPU搭載の残り3台のマシンも土曜日のFP3と予選に向け、今夜中にスペック2への交換が予定されています。
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