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セバスチャン・ベッテル「今年のフェラーリF1マシンがまだしっくりこない」

2019年05月08日(水)5:16 am

セバスチャン・ベッテルが、2019年型フェラーリF1マシンSF90にまだ自信が持てない状況であることを認めた。

フェラーリでは今季に向け、4回F1王座に就いたことがあるベッテルをナンバー1ドライバーに位置づけている。しかし、シーズン開幕後は、今年からチームメートとなった21歳のシャルル・ルクレールの方がSF90をうまく操ることができているように見える。

ベッテルは、今週末にバルセロナで行われるF1第5戦スペインGP(12日決勝)を前に次のように語った。

「クルマに自信を持てることが必要なんだけど、僕はまだそこには至っていないんだ」

「自分の最高の走りができていないことが感じられるんだけど、それはクルマが僕が望むような反応を示してくれないからなんだ。不自然なんだよ」

今のベッテルの状況は、レッドブルでの最後のシーズンとなった2014年を思い起こさせるものだ。その年にトロロッソから昇格してきたダニエル・リカルド(現ルノー)を新たなチームメートに迎えたベッテルだったが、大きなレギュレーション変更によってそれまでのF1マシンとは大きく変わった2014年型マシンにうまく適応することができなかった。そしてリカルドの方がベッテルをしのぐパフォーマンスを示して見せた。

結局ベッテルはそのシーズン限りでレッドブルを去り、翌2015年にはフェラーリに移籍することを決めていた。

「誰にでもそういうことはあると思う」

そう語ったベッテルは次のように付け加えた。

「ドライバーなら誰でもそういう感触を経験していると思うよ。僕はテストのときよりも序盤のレースの方でよりそういう感じが強くなったようだ」

しかし、スペインGPの舞台となるバルセロナはプレシーズンテストでフェラーリが強さを発揮したサーキットだけに、フェラーリの反撃を期待しているファンも多い。

だが、ベッテルは次のように主張した。

「あのテストは本当によかったけれど、もうかなり前の話だからね。僕たちは前を向き、僕たちの取り組み方を改善していくことが必要だ。もっと速くするための取り組み方をね」

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