NEXT...F1開催スケジュール

年間レース数増加を懸念するF1チーム首脳たち

2019年05月06日(月)18:58 pm

F1チームの首脳たちが、年間レース数がさらに増加することに対する懸念を表明している。

昨年に続き今年も年間21戦で行われているF1だが、来年はさらにレース数が増えるかもしれない。すでにベトナムGPの初開催が決定しているが、最近の報道によればオランダGPも新たにF1カレンダーに加えられることになると考えられている。

2019年で現在のF1開催契約が満期を迎えるレースがいくつかあるため、既存のグランプリのうち来年のカレンダーから消えるものもあるかもしれない。しかし、もし既存のレースすべてが来年以降も継続開催さえることになれば年間レース数がF1史上最多の22レースもしくは23レースとなる可能性もある。

これに関し、ウィリアムズのチーム副代表を務めるクレア・ウィリアムズは次のように語った。

「私たちのメンバーはすでに1年に21回も世界を旅して回っていますし、それに加えてテストもあります。みんなは長い期間家を離れることになるんです」

クレアは、もしこれ以上レース数が増えた場合、それに対応できるのはチームの人員などを増強できるだけの余裕がある大規模チームだけになるだろうと語り、次のように付け加えた。

「明らかに、小規模の独立系チームにとってはかなりの負担となりますし、システムに大きすぎるプレッシャーをかけることになります」

だが、クレアが指摘した大規模チームのひとつであるレッドブルを率いるクリスチャン・ホーナー(チーム代表)も、これ以上年間レース数を増やすのはF1にとっていい考えだとは思っていないようだ。

「21戦がすでに課題な要求なんだ。それ以上に増えるとなれば(F1が)転換期を迎えることになるだろうと感じているよ」

そう語ったホーナーは次のように付け加えた。

「すごくたくさんの章があってもかまわないのは本だけだ。飽和状態となることは誰も望んでいないよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック