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今年のボッタスが強くなった秘密は?

2019年05月04日(土)11:42 am

バルテリ・ボッタス(メルセデス)が、今年は以前よりも「もっと直接的かつ攻撃的」にクルマの改善に取り組んでいると語った。

■2018年はスランプを経験したボッタス

2016年に念願のF1チャンピオンに輝いたニコ・ロズベルグが突然引退を決めたことから、当時ウィリアムズに所属していたボッタスに急遽その後任として白羽の矢が立てられた。

そしてボッタスはメルセデスでの初シーズンとなった2017年には3勝をあげ、ドライバーズランキングもチームメートのルイス・ハミルトン、そしてフェラーリのセバスチャン・ベッテルに次ぐ3位でシーズンを終えていた。

ところが、メルセデスでの2シーズン目となった2018年は1勝もすることができず、ランキングも5位に下降。その結果を受け、2019年がボッタスにとって最後のF1シーズンとなるだろうと報じたメディアも多かった。

■下馬評をくつがえしたボッタス

だが、心機一転口ひげをたくわえて2019年シーズンに臨んだボッタスはここまでの4戦のうち開幕戦オーストラリアGPと第4戦アゼルバイジャンGPですでに2勝をあげ、勝ち星ではハミルトンと並んでいる。

そして開幕戦で獲得したファステストラップポイントにより、現時点では1ポイント差でハミルトンを抑えてドライバーズランキングのトップに立っている。

そのボッタスが、このほどブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。

「今年は昨年とは違う形になっていると思う」

「僕は練習走行でどれほど大きな変更が施せるのか、そしてどういう方向性でいくのかということに関して、これまで以上に直接的に、そして恐らくこれまで以上に攻撃的な姿勢で臨んでいると思う」

「間違いなく、そのことで改善を果たせているよ」

■新たなエンジニアチームがいいきっかけに

だが、ボッタスにそうした変化をもたらした要因のひとつはチーム体制の変化だろう。昨年までボッタスのレースエンジニアを務めていたトニー・ロスが今年はメルセデスのフォーミュラEプログラムに異動したことでボッタスは今季新たなレースエンジニアとともに戦っている。

「僕のエンジニアチームは新しくなったんだ。新しいパフォーマンスエンジニアとレースエンジニアになっている。そのことで多くの違うアイデアがもたらされ、新たな考え方もできるようになっている」

「それによって、僕もセットアップや、予選やレースなどすべてをうまくこなすために必要なことなどについて、これまでとは違うやり方を考えられるようになっているんだ」

そう語った29歳のフィンランド人ドライバーは今年と昨年の違いについて次のように付け加えた。

「自分が大きく成長できた。僕はそう思っているよ

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