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アロンソ「F1が恋しいとはそれほど思わない」

2019年05月03日(金)18:49 pm

フェルナンド・アロンソが、今季F1で戦っていないことをそれほどさびしく思ってはいないと語った。

2005年と2006年に2年連続でF1チャンピオンとなったアロンソだが、その後3度目の栄冠には手が届かず、2018年シーズンをもってF1活動に区切りをつけている。

だが、アロンソがその決断をしたのは、タイトルを狙えるだけのF1マシンを手に入れることが出来なかったためだと考えている者が多い。

■アロンソが2018年でF1引退を決めた理由は?

だが、アロンソは自分が2018年シーズン限りでF1をやめたのはそれが理由ではないと母国スペインの記者たちに次のように語った。

「もし、自分がそうしたいと思えば復帰するだろう」

「昨年、もし僕に競争力のあるクルマがあればF1を去ることはなかっただろうと誰もが言っていた。だけど、僕は今すべてのレースで1位と2位になれる競争力のあるクルマを手放そうとしているんだ」

6月に行われるル・マン24時間レースを最後にWEC(世界耐久選手権)のトヨタチームから離脱することに言及したアロンソは次のように続けた。

「ダカールやほかのカテゴリーとは違って、僕にはF1で証明すべきものなど何もない。僕はチームメートに21対0の差をつけてリタイアした。そんなことは以前には一度もなかった」

「僕が(F1を)やめたのは競争力がその理由ではなく、ほかにやりたい思えることがあり、不可能と思われた挑戦を可能にしたいと思ったからさ」

■今年のF1もほとんどこれまでと同じ

さらに、F1が恋しいとは思わないのかと質問されたアロンソは「それほどでもないよ」と答え、次のように続けた。

「もちろん、僕はすべてのレースを見ているよ。でも、ほとんど同じだね。ハースやルノーなどいくつかのチームは昨年より少し悪くなっているし、マクラーレンなどは少しよくなっているけどね」

「だけど、メルセデスがトップでフェラーリが2番手、そしてレッドブルが3番手だというのはこれまで何年もずっと見てきたことさ。F1はクルマのパフォーマンスが一番重要な選手権だからね」

とは言え、アロンソは2020年にF1復帰する可能性も否定してはいない。来シーズンの展望について質問されたアロンソは「どこかでフルシーズンを戦うのか、あるいは今年みたいに変則的なレースをすることになるのか、現時点では分からないよ」と語ったが、別のメディアには7月には結論を出すと語ったことも報じられている。

■今季のフェラーリにもチャンスが?

最後に今年のフェラーリにメルセデス攻略のチャンスがあると思うかと質問されたアロンソは次のように答えている。

「それを外部から判断するのは難しいよ。僕はテレビで目にしたことしか分からないからね」

「ここまでは4戦連続でメルセデスが1-2フィニッシュしている。だけど、選手権は長いし僕たちも様子を見る必要がある。彼らは手の届かないところにいるように見えるけれど、面白い選手権になるときもあるはずだよ」

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