過去に2度のF1世界チャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソは、今年のル・マン24時間レースを最後にFIA世界耐久選手権(WEC)から離れ、新たなモータースポーツの世界にチャレンジしていく事になった。
そして2019-2020年シーズンはブレンドン・ハートレーがその座を引き継ぎ、TOYOTA GAZOO Racing の一員としてWECを戦うことになる。
■アロンソ、トヨタと協議中
アロンソは、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴と共に今シーズンのWECドライバーズ選手権をリードしていて、昨年の覇者として臨む今年のル・マンがWEC活動の締めくくりとなる。その後の新たなチャレンジについてはTOYOTA GAZOO Racingと協議している。
■フェルナンド・アロンソ
「TOYOTA GAZOO Racingの一員として戦ったWECは楽しかったです。またル・マンで優勝出来たことは、世界3大レース制覇を目指している私のレーシングドライバーとしてのキャリアの中で最高の出来事の1つです。
昨年、チームと共に得た勝利は忘れられません。しかしながら、私にはやりたい事が多くあり、ここで1つの区切りを付け、TOYOTA GAZOO Racingと共に新たなモータースポーツの世界へチャレンジして行きたいと考えました。
ハートレーの来シーズンの活躍を願うと共に、今までのチーム全員の努力に感謝し、引き続きTOYOTA GAZOO Racing がWECで成功することを祈っています。
また今シーズンはまだ2つの重要なレースが残っていて、ワールドチャンピオンがかかっています。どちらのレースも優勝目指して最後までプッシュし、世界タイトルをTOYOTA GAZOO Racingと祝いたいです。
最後にこの場を借りて、私を温かく迎えてくれた全てのWEC、並びにフランス西部自動車クラブ(ACO)関係者に感謝します」