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セナが生きていればブラジル大統領にもなれたはずだとブーツェン

2019年05月02日(木)18:31 pm

ベルギー出身の元F1ドライバーであるティエリー・ブーツェンが、もしアイルトン・セナが生きていればブラジルの大統領になっていた可能性さえあると語った。

1994年5月1日にF1サンマリノGPが行われたイモラ・サーキットでセナが事故死してから今年で25年を迎えた。

セナが亡くなる前年1993年シーズンを最後にF1を引退していたブーツェンはセナと親しかったことで知られており、セナの葬儀の際は棺の担ぎ手を務めていた。

「私は彼のヘルメットを机の上に飾っているよ」

母国ベルギーのテレビ局『Sporza(スポルザ)』にそう語った61歳のブーツェンは次のように続けた。

「私はそれを毎日目にするし、彼のことを毎日考えている。彼は私の友人だったし、息子の名付け親でもあるんだ。彼は家族だったんだよ」

ブーツェンは、今でもイモラでの事故のことを思い出すと強い苦しみに襲われるという。

「だが、楽しかったときのことも思い出すよ」

「よく一緒に休日を過ごしたし、切っても切れない仲だったんだ。それにレースやテストで世界中を飛び回った。彼は私の親友だったよ」

そう語ったブーツェンは、とにかくセナは最高のドライバーだったと次のように続けた。

「彼は頭がよくて速かったし、劣るクルマでも勝利することができた。彼は誰よりも多くのものを持っていたよ。最高だった」

「彼は常に何事に対しても100%の力を注いでいた。モーターレーシングに対してもそうだし、通常の生活に対してもそうだった。彼は将来に向けて多くの計画を抱いていたよ」

ブーツェンは、そのセナの計画の中には後に政界に出ることも含まれていたと考えている。

「彼は多くの人たちのアイドルだった。彼なら難なく大統領になれただろう。彼はそれほど偉大だったんだ」

そう語ったブーツェンは、次のように付け加えた。

「これからも彼の神話は残っていくよ。なぜなら第二のセナなど存在しないし、今後も決して第二のセナが登場することなどないからね」

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