マックス・フェルスタッペンが、今季のレッドブル・ホンダに対してまだ不満を覚えるところにまでは至っていないと語った。
●【決勝レース結果】2019年F1第4戦アゼルバイジャンGPのタイム差、周回数、ピット回数
少し前からフェルスタッペンが来季メルセデスへ移籍する可能性がありそうだとのうわさがささやかれるようになっている。
そのうわさに関してはメルセデスを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)、さらにレッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも否定している。
だが、その一方でフェルスタッペンが今季のレッドブル・ホンダのパフォーマンスにいらだちを感じ始めているようだのの見方も出てきている。
オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』は、フェルスタッペンが先週末に行われたF1アゼルバイジャンGP決勝を4位で終えたのは「最後尾でフィニッシュするよりはよかった」と語ったと報じている。
だが、フェルスタッペンはそのコメントの後に次のように付け加えている。
「まだ不満を感じてはいないよ。僕はまだ前を目指して戦っているし、僕たちには現実的であり続ける必要がある」
そのフェルスタッペンは、現時点ではメルセデスが今季のF1を支配しているのは確かだと語り、次のように続けた。
「だから、僕たちは差を縮め始めていかなくてはならないよ」
バクーで開催されたアゼルバイジャンGPを迎える前はドライバーズランキング3番手に位置していたフェルスタッペンだが、そのレースで3位となったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に1ポイント差で逆転を許し、現在は4番手となっている。
そして、フェルスタッペンと現在ランキングトップのバルテリ・ボッタス(メルセデス)との間にはすでに36ポイントのギャップが生じている。