記念すべき1000回目のF1レースとなったF1第3戦中国GPで、レッドブル・ホンダのクリスチャン・ホーナー代表はシートを失う可能性があるというピエール・ガスリーの噂について、再びガスリーを擁護した。
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トロロッソからレッドブルへ昇格した後、新車に慣れるのに苦労しているピエール・ガスリー(レッドブル)について、パドック内ではシートを失うカウントダウンが始まっていると噂する者もいる。
しかし、レッドブルのホーナー代表は『De Telegraaf(デ・テレグラフ)』にこう語った。
「私は皆さんに、ピエールには少し時間を与えなければならないと言わせてもらう」
「彼は経験がほとんどなく、トロロッソからレッドブルへの切り替えは彼にとって大きな一歩なんだ」
■予選でもチームメートとの差が大きいガスリー
ガスリーは予選6番手だったものの、予選5番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とはかなりのタイム差があった。
そのガスリーは「僕はクルマと格闘しているよ」と『Auto Hebdo(オート・エブド)』に次のように述べていた。
「僕はおそらくドライビングスタイルを変える必要があるんだ。僕のセッティングはマックスのものとそれほど変わらないんだけど、僕がクルマとかなり格闘していることが見てわかるんだ」
「昨年トロロッソでは問題なかったんだ。だからこそ、クルマを最大限に活かすためにドライビングスタイルを変える必要があるんだ」
レッドブルは過去、シーズン序盤でダニール・クビアトをトロロッソへ降格させ、フェルスタッペンを昇格させたこともあることから、ガスリーには結果を出すまでそれほど多くの時間はないと考えられている。
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