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【予選レポート】レッドブル・ホンダが3列目キープ ボッタスが今季初ポール/F1中国GP

2019年04月13日(土)16:46 pm

2019年F1第3戦中国GPが4月13日(土)、上海インターナショナル・サーキット(1周/5.451km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間15時)から行われた予選でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールポジションを獲得した。今季初、通算7回目。

●【予選結果】2019年F1第3戦 中国GP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

【予選Q1】ホンダ勢3台が危なげなくQ2進出

18分間で行われたQ1は、フリー走行3回目で大クラッシュを演じたトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが不出走となったため全19台での争いとなった。

フリー走行で速さを示していたボッタスがQ1でも安定した速さを見せてフェラーリ勢を上回ってトップに立つ。だが現チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)はもうひとつペースが上がらない。

レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンとピエール・ガスリー、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトはトップ10に入るタイムを刻み、Q2進出をほぼ決定づけた。

一方、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィはエンジンにトラブルを抱えてしまい、コースに出てくることができない。結局ジョビナッツィはノータイムでQ1敗退となった。

Q1でノックアウトされた16番手以下のドライバーは以下の通り。
16番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、17番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、18番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)、19番手はノータイムだったアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)は予選不出走だった。

【予選Q2】トロロッソ・ホンダ惜しくもQ3進出ならず

15分間で争われたQ2では、メルセデス勢、フェラーリ勢、そしてレッドブル・ホンダのフェルスタッペンの5人が上海に持ち込まれたドライタイヤのうち中間に位置するミディアムタイヤで最初のアタックに臨み、全員がQ2突破をほぼ確定するタイムを刻むことに成功する。これにより、トップ3チームのドライバーはガスリー以外がミディアムタイヤで決勝をスタートすることになった。

ここでもまずボッタスがトップタイムを刻み、今季初ポール獲得に向けて弾みをつけた。だが、その後ハミルトンがミディアムタイヤで2回目のタイムアタックを行い、ボッタスからQ2トップの座を奪い、Q3で白熱した戦いが展開されるとの期待を膨らませた。

Q2最初のアタックを終えた段階ではトップ3チーム勢が上位6ポジションを固め、残りの4ポジションを中堅チームのドライバーたちが争う展開となった。

その時点では7番手に位置しQ3進出の期待が高まったトロロッソ・ホンダのクビアトだったが、2回目のアタックが開始されるとうまく波に乗ることができず、ルノー勢、ハース勢にかわされてしまい、惜しくも11番手でQ2ノックアウトとなってしまった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手ダニール・クビアト(トロロッソ)、12番手セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、13番手キミ・ライコネン(アルファロメオ)、14番手カルロス・サインツ(マクラーレン)、15番手ランド・ノリス(マクラーレン)。

【予選Q3】白熱したメルセデス勢同士のポール争い

12分間で戦われたQ3では、最初のアタックでまずはハミルトンがトップに立つ。だがその背後でアタックを行っていたボッタスが1000分の7秒差でハミルトンをかわす暫定ポールタイム1分31秒563を刻む。

以下、ベッテル3番手、フェルスタッペン4番手、ルクレール5番手、ガスリー6番手と続き、7番手8番手にルノーのニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルドが続いた。ハース勢は最後の1回アタックに賭ける作戦をとり、タイムを刻まずに終えた。

そして、迎えたQ3最後のアタックでは、先頭を切ってアタックに入ったハミルトンがセクター1、セクター2でボッタスのタイムを上回っていく。一方のボッタスはセクター1で自己ベスト更新もならなかった。

これでハミルトンの逆転ポール獲得かと思われたが、ボッタスがセクター2からペースアップし、ハミルトンとの差を縮めにかかる。

逆にハミルトンはセクター3でのペースが上がらず、ボッタスの暫定ポールタイムを更新することができなかった。逆にボッタスはセクター3も全体ベストでつなぎ、自分の暫定ポールタイムをさらに更新する1分31秒547をマーク。見事に通算1000回目のレースとなった中国GPでポールポジションを獲得した。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:31.547
2番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:31.570
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:31.848
4番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:31.865
5番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:32.089
6番手/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:32.930
7番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:32.958
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:32.962
9番手/ケビン・マグヌッセン(ハース・フェラーリ) Q3ノータイム
10番手/ロマン・グロージャン(ハース・フェラーリ) Q3ノータイム

この結果、明日の決勝は最前列からメルセデス勢、2列目からフェラーリ勢、3列目からレッドブル・ホンダ勢、4列目からルノー勢、5列目からハース勢が並んでスタートすることになった。

トロロッソ・ホンダのクビアトは11番グリッドからのスタートとなり、フリー3でのクラッシュにより予選出走できなかったアルボンはピットレーンから決勝をスタートすることになる。

F1中国GP決勝は、明日の日本時間15時10分にスタートする。

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