2020年にF1オランダGPが開催されることが決定したという報道は「早計」だ。
そう主張したのはオランダ出身の元F1ドライバーであり、現在はオランダGPのスポークスマンを務めるヤン・ラマースだ。
F1オーナーのリバティ・メディアは、2020年のF1カレンダーにオランダを組み込むためには3月31日が最終期限だとしていた。だが、その1日前にいくつかのメディアがオランダGP開催にゴーサインが出されたと報じていた。
そうした報道の中には、リバティ・メディアが運営するF1商業圏管理組織であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)が、オランダGPの開催候補サーキットであるザントフォールトに対し「2020年から5年にわたる開催契約を結ぶことを保証した」とある関係者が語ったというものもある。
だが、ザントフォールトの代理人を務めるラマースはこうした報道について次のように語った。
「それが、すごく信頼できる関係者であることを望んでいるよ」
「それに、こういううわさを耳にするのは非常にうれしいことでもある。だが、私はそうした報道は少しばかり早計だと思っている。いずれにせよ、我々はこうしたことを発表できる立場にはない」
「F1はザントフォールトのことだけを考えているわけじゃない。ほかにも21か22レースがあるんだ」
そう語ったラマースは次のように付け加えている。
「すべてが完了すれば我々もそのニュースを発表することになるだろう。だが、まだそこには至っていないよ。我々は楽観的だがね」