マクラーレンのルーキードライバーである19歳のランド・ノリスが今年は「お酒で失敗しないようにしたい」と語った。
今季もマクラーレンには優勝や表彰台を狙う力はないと考えられている。しかも昨年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソの後任としてルノーから迎えられたカルロス・サインツは2戦連続でマシントラブルなどによるリタイアとなっている。
そうした中、今年マクラーレンからF1デビューを果たしたノリスは2戦連続で予選Q3に進出する活躍を見せ、第2戦バーレーンGPでは6位入賞を果たしてF1での初ポイント獲得を達成している。
しかし、ノリスはバーレーンGP決勝の後で祝杯をあげたりはしなかったようだ。
ノリスはドイツの『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルト・モートアシュポルト)』に次のように語った。
「飲み物はいくらか飲んだけれど、ノンアルコールのものだったよ」
ちなみに、日本の法律では飲酒が認められるのは満20歳になってからだが、ノリスの出身地イギリスでは18歳から飲酒が可能となる。ヨーロッパでは18歳もしくは16歳から飲酒可能の国も多い。
伝えられるところによれば、バーレーンも軍関係者などは21歳未満の飲酒が禁止されているものの、一般人であれば18歳以上で飲酒が許されるようだ。だから、ノリスがレース後に祝杯を挙げても問題はなかったはずだ。
しかし、ノリスはバーレーンで酒を口にしなかった理由を次のように説明している。
「今年はアルコールを遠ざけようと思っているんだ。F1でチャンスが与えられたし、それを生かさなくてはならないからね」
「僕はバカな真似をして自分のキャリアを危機にさらすようなことはしなくないんだ」