バーレーンで2日間にわたってF1シーズン内テストが行われたが、そこでフェラーリのテスト走行を担当したミック・シューマッハがうっかりフェラーリエンジンの秘密を漏らしてしまったかもしれない。
今季のF1開幕戦オーストラリアGPでは予想外の苦戦を強いられたフェラーリだったが、第2戦バーレーンGPではシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルがライバルたちに大きな差をつけて最前列グリッドを獲得。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、今年のフェラーリエンジンは「猛烈に速い」と驚きを隠せなかった。
そんな中、2日(火)にフェラーリの2019年型F1マシンSF90を運転したシューマッハは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。
「クルマはコーナーからすごくいい感じで立ち上がるんだ。だけど、気をつけておく必要もあるよ」
「そうじゃないと、1000馬力以上のパワーは危険でもあるからね」
現在のF1エンジンは“パワーユニット”と呼ばれるハイブリッド方式エンジンとなっているが、2014年にそれが導入されて以来、年々パワーが向上してきており、やがて1000馬力を超えるのではないかと言われてきた。
シューマッハのコメントが事実であれば、今年のフェラーリエンジンはついにそれだけのパワーを実現したということになりそうだ。