F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、F1第2戦バーレーンGP決勝レースを次のように振り返った。
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■ピレリ、レースレビュー
ルイス・ハミルトン(メルセデス)がドラマチックなレースを制し、メルセデスをワンツーフィニッシュへと導いた。
ハミルトンはレース終盤、トラブルに見舞われたフェラーリのポールシッター、シャルル・ルクレールから首位を奪った。デグラデーションレベルが高くなり、広範囲に渡る戦略が展開されたレースで、トップ3が異なる2ストップ戦略を採用した。
■キーポイント
●ルクレールは、トラブル発生前まで、ポジションを落とすことなく2回目のピットストップを行えるほどのリードを築いていた。3位に終わったものの、ルクレールは、ファステストラップポイントを獲得した。
●5位を獲得したセバスチャン・ベッテルは、3回のピットストップを行った。3回目のピットストップは、アクシデントによるものだ。
●メルセデスとフェラーリとの間で、緊迫した戦略的な闘いが繰り広げられた。両チームは、お互いにアンダーカットを試みるピットストップを実行した。
●ウィリアムズのロバート・クビサを除く全ドライバーがソフトタイヤでスタートし、数多くの戦略が展開された。
●ルノーのダニエル・リカルドのみが1ストッパーを試みたが、残り数周時点でリタイヤに終わった。
■各コンパウンドのパフォーマンス
●ハード C1:マクラーレンのカルロス・サインツのみが使用した。大半のドライバーが2ストップ戦略を採用したことから、ハードの登場機会が限定的となった。
●ミディアム C2:ルクレールやレッドブルのマックス・フェルスタッペンをはじめとする数名のドライバーが、ラスト2スティントをミディアムで走行した。ハミルトンは、最終スティントのみでミディアムを使用した。
●ソフト C3:リカルドは、レースの約半分の周回をソフトで走行した。チャンピオンシップリーダーのバルテリ・ボッタスは、表彰台を獲得したドライバー中でただ一人、最終スティントでソフトを使用した。
■ピレリ・カーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「ルイス・ハミルトンがコメントした通り、シャルル・ルクレールは、勝者に値する走りを見せていました。彼に発生したトラブルは、タイヤ戦略が鍵を握った、まさに劇的で予測不可能なレースの一部を形成していました。
フェラーリとメルセデスは、お互いにアンダーカットを試みるピットストップを行いましたが、ルクレールは、リードを譲ることなく2回目のピットストップを行えるほど優位に立っていました。
戦略は広範囲に渡り、実際、チーム内で同一の戦略を採ったチームは2つのみでした。
上位勢以外でも、初のポイントを獲得したマクラーレンのランド・ノリスなど、数名のドライバーが際立ったパフォーマンスを見せていました」
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