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ボッタスが快進撃を続けるとは思えないとラルフ・シューマッハ

2019年03月21日(木)19:20 pm

元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが、今年のF1開幕戦オーストラリアGPでバルテリ・ボッタス(メルセデス)が優勝できたのは幸運にも助けられてのことだったとの見方を示した。

2017年に前年にF1タイトルを獲得した直後に引退を表明したニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスに迎えられたボッタス。その年には年間3勝をあげ、ランキングもルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に次ぐ3位で終えたボッタスだが、2018年には1勝もすることができずに終わってしまった。

そのボッタスに関して、シーズン開幕前にはシーズンの途中で現在リザーブを務めているエステバン・オコンにシートを奪われる可能性もあるのではないかといううわさすら流れていた。

しかし、ボッタスはメルボルンで行われたオーストラリアGP決勝のスタートでポールポジションスタートのハミルトンの前に出ると、そのままほかのドライバーたちにつけいる隙を与えずに先頭でチェッカーフラッグを受けた。しかも、ボッタスは今季から新たに導入されたファステストラップポイントも獲得してみせている。

髭をたくわえ、より精悍なイメージとなって今シーズンへの挑戦を開始し、見事に開幕戦を制したボッタスについて、「新たなボッタス」の誕生だと評しているメディアも多い。

だが、7回F1チャンピオンとなったミハエル・シューマッハを兄に持つラルフは違う意見を持っているようだ。

「僕に言わせれば、単に彼(ボッタス)にとっていい週末だったというだけさ。それ以上でもそれ以下でもないよ」

かつてウィリアムズやトヨタで活躍したラルフは、母国ドイツの『motorsport-total.com』にそう語ると次のように付け加えた。

「ハミルトンのアンダーボディ(フロア)のダメージやあのスタートさえなければ、いつもと同じような光景が展開されていたのは間違いないと思っているよ」

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