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【レッドブル・ホンダ】もはやフェラーリに後れはとっていない「ホンダPUならF1王者狙える」

2019年03月18日(月)16:43 pm

レッドブル・ホンダがターゲットをフェラーリからメルセデスに切り替えたようだ。

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今年のF1プレシーズンテスト終了後、レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、自分たちはフェラーリにはまだ及ばないがメルセデスよりはすでに上にいると語っていた。

だが、先週末にメルボルンで行われた今季の開幕戦オーストラリアGPではその様相が一変。メルセデスが予選、決勝ともに1-2体制を築く強さを示してみせた。

一方、開幕前の下馬評では最強だと目されていたフェラーリは予選でメルセデスに及ばなかったばかりか、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンと2列目グリッドを分け合う形となった。

さらに決勝ではフェルスタッペンがコース上でフェラーリのセバスチャン・ベッテルをオーバーテイクしてメルセデスに次ぐ3位表彰台をゲット。優勝候補筆頭と見られていたフェラーリは表彰台にすら上れないという結果に終わっている。

■倒すべき敵はフェラーリではなくメルセデス

マルコはオーストラリアGPで自分たちがルノーと決別してホンダと組んだことが正しい決断だったことが証明されたとドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「レースを通じてエンジンにまったく何の問題も発生しなかったことは今後に向けて勇気づけられるものだ。燃費、パワー、バッテリー、その他もろもろすべてがずっと正常だったよ」

「我々はメルセデスとの距離を一定の限度内に留めていた」

「もはや我々はフェラーリに後れをとっているとは考えていない。我々が目指すのは常に1位だ。だから前を向いていくよ」

■今後の課題はシャシー強化

マルコは、メルボルンでフェルスタッペンがフェラーリをかわして3位表彰台を手中に収めたことで、レッドブル・ホンダが2019年のタイトルに挑戦できるという期待がさらに高まったと次のように続けた。

「マックスは非常にいい形でシーズンをスタートした。最大限の結果をあげてポイントを取ること、それがタイトル獲得への道だからね」

「我々のクルマで彼はタイトルを狙うことができるだろう。間違いないね」

そう語ったマルコだが、そのためにはレッドブルのシャシーをもっと改善する必要があると次のように続けている。

「我々は3位よりも上を目指している」

「チームはいい方向に向かっているし、ペースに関してはハミルトン(メルセデス)と互角だった」

そう語ったマルコは、昨年までは非力なルノーエンジンによる不利を補うために大きなダウンフォースを得られるクルマを造ることができなかったが、今季のホンダエンジンにはそういう心配はないと次のように付け加えた。

「これからできる限り早くシャシーに取り組む必要がある。ここ数年は空気抵抗を減らすためにできる限りダウンフォースを減らしたクルマを造ってきた。だが、もうそれは問題ではなくなっているよ」

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