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【予選レポート】レッドブル・ホンダ2列目グリッド確保!ガスリーQ1敗退の波乱/F1オーストラリアGP

2019年03月16日(土)16:51 pm

2019年F1第1戦オーストラリアGPが3月16日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間15時)から行われた予選でルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得した。通算84回目。

●【予選タイム結果】2019年F1第1戦オーストラリアGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

【予選Q1】波乱!ガスリーがQ1敗退!

18分で戦われるQ1だが、フェラーリ勢のみがオーストラリアに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するミディアムタイヤでアタックに臨んでいく。

コース上ではやはりメルセデス勢が速さを見せ、ハミルトンとバルテリ・ボッタスが1-2体制を築いていき、これにレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが続いていく。

残り時間が少なくなり、ドライバーたちが最後のアタック合戦を開始する。ところが、ここで路面コンディションが予想以上に改善されたのか、タイムがどんどん改善されていき、順位表の名前がめまぐるしくシャッフルされていき、一時はフェラーリのシャルル・ルクレールもノックアウトゾーンの16番手に下がるというシーンも見られた。

ルクレールは新品ソフトタイヤでのアタックでトップタイムを刻んでQ1敗退は免れたものの、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーがこの罠にはまってしまい、17番手でQ1敗退という予想外の結果に終わってしまった。

トロロッソ・ホンダ勢はうまくノックアウトゾーンから抜け出し、2台ともにQ2進出を達成している。

Q1で予選を終えた16番手から20番手のドライバーは次の通り。16番手ランス・ストロール(レーシングポイント)、17番手ピエール・ガスリー(レッドブル)、18番手カルロス・サインツ(マクラーレン)、19番手ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、20番手ロバート・クビサ(ウィリアムズ)。

【予選Q2】トロロッソ・ホンダQ3進出ならず

15分で行われるQ2セッションが開始されると、メルセデス勢、フェラーリ勢がすぐにコースに飛び込んでいく。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンもほぼQ3進出を確定させるタイムを刻み、セッション後半は事実上残りの5つのポジションを中団グループチームのドライバーたちが争う形となる。

全15人のタイムが出そろった時点ではハースのロマン・グロージャン、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトとアレクサンダー・アルボン、アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィ、マクラーレンのルーキー、ランド・ノリスがノックアウトゾーンに位置していた。

だが、Q2終盤の攻防が開始されるとグロージャンとノリスがペースアップし、代わりにルノー勢がノックアウトゾーンに押し出されてしまう。トロロッソ・ホンダ勢も残念ながら順位アップならず、Q2敗退が確定してしまった。

Q2で予選を終えた11番手から15番手のドライバーは次の通り。11番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、12番手ダニエル・リカルド(ルノー)、13番手アレクサンダー・アルボン(トロロッソ)、14番手アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、15番手ダニール・クビアト(トロロッソ)。

【予選Q3】メルセデスとフェラーリに予想以上のギャップ

12分間で行われるQ3が開始されるとハース勢が真っ先にコースイン。それにメルセデス勢、フェラーリ勢が続いていく。

ここまで力強い走りを見せていたハミルトンだが、Q3での最初のアタックではマシンの挙動を乱すシーンも見られ、1分20秒598を刻んだチームメートのボッタスに暫定ポールシッターの座を与えてしまう。

Q3最初のアタックを終えた時点ではボッタスがトップに立ち、それにハミルトン、ベッテル、ルクレール、フェルスタッペン、グロージャン、マグヌッセン、ノリスと続いた。アルファロメオのキミ・ライコネンとレーシングポイントのセルジオ・ペレスは最初のアタックを回避し、終盤の1発勝負にかける戦略をとる。

そして迎えたQ3最後の戦いだが、ここでハミルトンが本領を発揮。ボッタスの暫定ポールタイムを塗り替える新コースレコードの1分20秒486をたたき出してトップに躍り出た。ボッタスやフェラーリ勢はタイムを改善することができず、ここでハミルトンの今季初ポール獲得が確定した。

一方、Q3で最後にアタックに臨んだフェルスタッペンはフェラーリ勢に割って入る4番手タイムをマーク。明日の決勝を2列目グリッドからスタートすることになった。

プレシーズンテストでの様相からメルボルンでは最強だろうとの下馬評があったフェラーリだが、蓋を開けてみれば3番手となったベッテルはハミルトンに0.704秒もの大差を付けられてしまった。

果たして長丁場での戦いとなるレースでもメルセデスの強さが揺るがないのか、あるいはフェラーリやレッドブル・ホンダが強さを示すのか、明日の決勝ではそこが大きな注目点となりそうだ。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:20.486
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:20.598
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:21.190
4番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:21.320
5番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:21.442
6番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:21.826
7番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:22.099
8番手/ランド・ノリス(マクラーレン) 1:22.304
9番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ) 1:22.314
10番手/セルジオ・ペレス(レーシングポイント) 1:22.781

F1オーストラリアGP決勝は、明日の日本時間14時10分にスタートする。

●【予選ハイライト動画】波乱!今季初予選、レッドブル・ホンダは4番手とQ1脱落/F1オーストラリアGP

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