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【FP3レポート】ホンダ勢トップはガスリーの6番手/F1オーストラリアGP

2019年03月16日(土)13:29 pm

2019年F1第1戦オーストラリアGPが3月16日(土)、アルバート・パーク・サーキット(1周/5.303km)で2日目を迎え、現地時間14時(日本時間12時)から行われたフリー走行3回目でルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムを刻んだ。

●【FP3タイム結果】2019年F1第1戦オーストラリアGPフリー走行3回目のタイム差、周回数

今季の予選前最後の練習セッションで速さを見せたのはやはり昨日の2回のセッションをトップで終えたハミルトンだった。

現F1チャンピオンであるハミルトンがメルセデスのガレージにその姿を見せたのは60分で行われるセッションがすでに開始から15分ほど経過した時点だった。その10分後に走行を開始したハミルトンはすぐにトップタイムをマーク。

その後チームメートのバルテリ・ボッタスや最大のライバルであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にいったんトップの座を譲ったハミルトンだが、最終的にはベッテルに0.264秒差をつけてこのセッションを終えている。

フェラーリ勢もベッテルが2番手、シャルル・ルクレールが3番手で続いたものの、ここまでのすべてのセッションでハミルトンに先行を許しており、予選に向けて少々厳しい状況に置かれてしまっている。

一方、今季からルノーに替えてホンダエンジンを搭載したレッドブルだが、ライバルたちとは異なるタイヤ戦略を展開する。

ライバルたちがオーストラリアに持ち込まれたドライタイヤのうち一番柔らかいコンパウンドのソフトタイヤで積極的に走行する中、レッドブル・ホンダ勢は中間に位置するミディアムタイヤでセッションの大部分を消化。セッション終盤に初めてソフトタイヤを投入したものの、ピエール・ガスリーが6番手タイム、マックス・フェルスタッペンは9番手タイムにとどまった。

しかし、トロロッソ・ホンダもダニール・クビアトが8番手に位置するなど、ホンダ勢も予選に向けて期待できる位置につけているのは間違いない。ルーキーのアレクサンダー・アルボンは15番手で予選前最後のセッションを終えている。

また、フェラーリエンジンを搭載するF1参戦4年目のハース勢が速さを見せ、ロマン・グロージャンが4番手、ケビン・マグヌッセンが5番手につけている。非常にいい勢いに乗って予選を迎えることができそうだ。

このあと行われる今年最初の予選でフェラーリの巻き返しがなるのか、レッドブル・ホンダがメルセデスやフェラーリに対してどれほどの戦闘力を発揮することができるのか、中団グループではどのチームが集団から抜け出すのか・・・・・・。期待と興味が膨らむ予選に注目だ。

■フリー走行3回目トップ10ドライバー

トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:22.292
2番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:22.556
3番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:22.749
4番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:23.112
5番手/ケビン・マグヌッセン(ハース) 1:23.334
6番手/ピエール・ガスリー(レッドブル) 1:23.367
7番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:23.422
8番手/ダニール・クビアト(トロロッソ) 1:23.442
9番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:23.481
10番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:23.695

F1オーストラリアGP予選は、このあと日本時間15時から始まる。

●【FP3ハイライト動画】レッドブル・ホンダは速さを隠しているのか、それとも速さが足りないのか?

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