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ボッタス「ハミルトンだって人間だ。勝てないはずはない」

2019年03月12日(火)15:45 pm

バルテリ・ボッタス(メルセデス)は新しい担当エンジニアとともに2019年F1シーズンに挑戦することになる。

2017年からニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスで走っているフィンランド出身のボッタスだが、2018年は苦しいシーズンとなってしまった。

F1関係者の中には、ボッタスは今年限りで有望な若手であるエステバン・オコン(リザーブドライバー)にシートを奪われる可能性が高いと考えている者も多いようだ。

ボッタスも今年が自分のF1キャリアにおいての正念場となると認識しているのは間違いないようだ。髭をたくわえて今季に臨むことにしたのも、ボッタスの新たな姿勢を示すものだと受け止めている者もいる。

そのボッタスだが、2019年シーズンに向けて新たなレースエンジニアと組むことになったようだ。

「僕の準備の仕方はこれまでとあまり変わらないよ」

ドイツの『Bild(ビルト)』にそう語ったボッタスは次のように付け加えた。

「変わったのは、新しいレースエンジニアになったことだね。トニー・ロス(前担当エンジニア)がメルセデスのフォーミュラEプロジェクトに異動し、これからはリカルド・ムスコーニと組むんだ。彼はルイス・ハミルトン(メルセデス)のクルマのパフォーマンスエンジニアを務めていた人物だよ」

今シーズンはうまくスタートすることが重要ではないかと尋ねられたボッタスは次のように答えた。

「すごく重要だよ」

「いい1年にするためには、夏休みを迎えるまでのシーズン前半がカギになる。2018年がそうだったようにね。そのとき僕はルイスに大きなポイント差をつけられていたから、チームは彼にドライバーズタイトルをとらせようと集中したんだ」

「だから、今年は僕も最初からポイントを取っていく必要がある」

ボッタスはさらに、昨年までフォース・インディアで走っていたオコンが後ろに控えていることが大きなプレッシャーになるのではないかと質問されると次のように答えた。

「これまでの年以上に自分にプレッシャーをかけるようなことはしないよ」

「僕が結果を出せばチームが満足するであろうことはこれまでと同じだからね。もしそうできなければ、僕がメルセデスにいるのはふさわしくないってことさ」

「僕は全力を尽くすつもりだし、どうなるか見ていくつもりだよ」

そう語ったボッタスは、今年はたとえハミルトンに次ぐランキング2位になったとしてもそれでは満足できないと主張している。

「もちろん違うよ」

「僕はF1チャンピオンになることを目指しているし、そのためには何でもやる覚悟さ」

そう語ったボッタスは次のように付け加えた。

「たとえものすごく才能に恵まれているにせよ、結局のところルイスだって人間であることに変わりはないんだ。これまでにも僕のほうが彼より速かったレース週末もいくつかあったしね」

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