現F1チャンピオンであるメルセデスのルイス・ハミルトンが、現時点ではレッドブル・ホンダが自分たちと同じレベルにあると語った。
バルセロナで行われた今年のF1プレシーズンテストの最終日にフェラーリのセバスチャン・ベッテルに1000分の3秒差に迫るタイムを刻んでみせたハミルトンだが、F1公式タイヤサプライヤーであるピレリが用意した2019年仕様タイヤにはあまり満足できていないようだ。
ハミルトンは2月28日(木)にソーシャルメディアに愛犬がピレリタイヤで遊んでいる動画を投稿。そこにはこんなコメントが付けられている。
「彼(愛犬)はタイヤに噛みつこうとしたけれど、それはあまりにも硬すぎるってことが分かったんだ」
実際のところ、ハミルトンは今季のピレリタイヤについて、「タイヤに関していい話ができることはあまりないよ」と語っている。
そのハミルトンが所属するチャンピオンチームのメルセデスだが、現時点ではフェラーリに後れをとっているのは間違いないと考えられている。
ハミルトンも、自分たちはフェラーリから1周あたりコンマ5秒ほどの差をつけられていると認める発言をしており、メルセデスが今後マシンコンセプトを大幅に見直すのではないかともうわさされている。
「どこが最高のコンセプトを考えついたのかということについては常に疑問符がつけられるものだよ。だから、エンジニアたちはみんなほかのチームがやってきたことを詳細に調べているはずだよ」
そう語ったハミルトンは次のように付け加えた。
「レッドブルが僕たちと同じレベルにいる。だけどその下にいるチームも差を縮めてきたと言えるだろうね」