【F1テスト2・最終日】ベッテルとハミルトンは0.003秒差！レッドブル・ホンダはタイム出せず
スペインのバルセロナ・カタルーニャ・サーキットでプレシーズンテスト2回目の4日目（テスト8日目）、テスト最終日が終了した。
●【F1テスト2・最終日タイム＆使用タイヤ】フェラーリとメルセデスは激しい戦いに！レッドブル・ホンダに不安
2019年のF1シーズン、フェラーリとメルセデスとの戦いは昨年と同じくらい激しく容赦のないものになるだろう。セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）とルイス・ハミルトン（メルセデス）はわずか0.003秒差でウィンターテストを終えた。
午前中、メルセデスはバルテリ・ボッタスが走行していた時点ではフェラーリとは0.5秒差だった。しかし午後にメルセデスW10を引き継いだハミルトンは、ベッテルに迫るタイムを残した。
そして、フェラーリがその優位性に不満を抱いていると、さらに悪いニュースが飛び込んできた。午後のセッションの早い段階でベッテルの車に電気系トラブルが発生し、赤旗となってしまったのだ。チームは問題解決には時間がかかりすぎると判断したため、フェラーリSF90はガレージに戻され、2019年のプレシーズンテストは予定よりも早く終了した。
テスト2回目の最終セッションは、ターン4でケビン・マグヌッセン（ハース）が止まってしまったことで赤旗で終了した。
ハースの2018年のライバル、ルノーにとっては良いニュースだった。ニコ・ヒュルケンベルグ（ルノー）は最終日に「ミッドフィールド」で誰よりも速い1分18.183秒でテストを終了した。このタイムは、各チームの燃料搭載量、走行プログラム、そしてエンジンモードなどすべては謎に包まれているものの、ルノーとトップチームとの差はおよそ0.5秒であることを示唆している。
トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは、姉妹チームのレッドブル・ホンダより多くの幸運を得たようだ。レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンのテスト最終日は、ギアボックストラブルを抱えてわずか29周で終了した。レッドブル・ホンダは十分なタイムを残せなかったが、両チームは、ホンダのパワーユニットが2週間のテストを通して問題なく機能したことに勇気づけられただろう。
2019年のプレシーズンテストはこれで終了したが、フェラーリとメルセデスは再び非常に激しい戦いになりそうだ。
F1開幕戦オーストラリアGPはもうすぐそこだ。
