プレシーズンテスト2回目の3日目(テスト7日目)が終了した。
バルセロナでのテスト残り一日となった今日、レッドブル・トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンはSTR14のコクピットで彼にとってのテスト最終日を迎えた。
今回のテストでアルボンは、先週まで過去に一度もF1マシンに乗ったことがないとは思えないほど堅実なパフォーマンスをみせた。今日もテストで3番目に多くの周回を走ったドライバーであり、また、現段階ではまだラップタイムはあまり意味をなさないものとは言え、昨年のスペインでのテストのベストタイムを破った4人のうちの一人でもある。
コース上でのテストは残すところ金曜日のみとなり、チームはメルボルンに向けてフォーカスしていかなくてはならない。最終日はダニール・クビアトがコクピットに乗り込み、ウインターテストを締めくくる。
■アレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)
「できるだけ長い時間マシンに乗り、多くの周回をこなすことができたので、ウインターテストにはとても満足しているよ。この冬の開発の成果が本当に分かるのはメルボルンまで待たなくてはならないけれど、少なくともこのテストでの成果については満足できるのではないかな。
また今日も100周を越える周回を走ることができたけど、この結果はチームのハードワークとホンダの信頼性を証明していると思う。テストでは常にできるだけ長い走行距離を稼ぎたいものだけど、それができたのも、マシンに慣れながら多くのことを学べたのも、信頼性がなければできなかったことだ。
総合的にマシンの感触はよく、悪い意味での驚きになるような問題もない。明日のテスト終了前までにまだいくつかテスト項目は残っているけれど、なにが僕たちにとって有効かを多く試せたプレシーズンテストだったと感じているよ。
このマシンにとっての基準となるパフォーマンスを確認することができたと思うから、開幕までの2週間はそれを元に万全に準備していけるはずだ。」