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【F1テスト2・3日目午前タイム&使用タイヤ(訂正)】フェラーリとトロロッソ・ホンダが昨年PPに迫る16秒台!いよいよ予選モードへ

2019年02月28日(木)21:18 pm

プレシーズンテスト2回目の3日目(テスト7日目)午前、複数のチームが最も柔らかいC5タイヤを装着して予選シミュレーションを実施し、フェラーリとトロロッソ・ホンダが1分16秒台へ突入した。

これまで6日間のベストタイムは、昨日カルロス・サインツ(ルノー)が出した1分17.144秒だったが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)は一気に0.913秒もタイムを縮めてきた。

2018年のポールポジションタイムはルイス・ハミルトン(メルセデス)の1分16.173秒であることを考えても、このタイムがいかに驚異的かがわかるだろう。フェラーリはプレシーズンテストの段階で、すでに昨年のポールポジションタイムまで0.058秒差に迫ったのだ。

2番手にはレッドブル、ではなくトロロッソ・ホンダの新人アレクサンダー・アルボンが入ってきた。タイムはルクレールから0.651秒差だが堂々の16秒台だ。

3番手はやはり新人のランド・ノリス(マクラーレン)だ。ノリスは昨日のサインツのタイムを上回っている。

レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは4番手に入っており、ここまでがトップから1秒以内となる。

■メルセデスだけハードタイヤ。しかしフェラーリと同等・・・

多くのチームがC5またはC4のソフトタイヤ(赤)を装着する中、メルセデスは2番目に硬いC2のハードタイヤを装着して1分18.097秒を記録した。

タイヤ性能差では、C2は3段階も柔らかいC5と比べて1.8秒差の計算になるため、実質メルセデスはフェラーリとほぼ同タイムを出せる力があることがわかった。

心配なのはやはりウィリアムズ。ウィリアムズはC5タイヤを装着したが、トップから約1.9秒遅いタイムだった。

もちろん、このタイムを出した時の燃料搭載量は各チーム隠しているため、この結果が本当の実力ではないだろうことも注意しておきたい。

■【F1テスト2・3日目午前タイム&使用タイヤ】

P ドライバー チーム PU タイム TY
PP ハミルトン(2018) メルセデス M 1:16.173 -0.058 - -
1 ルクレール フェラーリ F 1:16.231 0.000 56 C5
2 アルボン トロロッソ H 1:16.882 +0.651 75 C5
3 ノリス マクラーレン R 1:17.084 +0.853 66 C5
4 ガスリー レッドブル H 1:17.091 +0.860 44 C5
5 ヒュルケンベルグ ルノー R 1:17.496 +1.265 73 C5
6 ストロール レーシング● M 1:17.556 +1.325 37 C5
7 ジョビナッツィ アルファロメオ F 1:17.639 +1.408 49 C5
8 ハミルトン メルセデス M 1:18.097 +1.866 85 C2
9 ラッセル ウィリアムズ M 1:18.130 +1.899 45 C5
10 マグヌッセン ハース F 1:18.199 +1.968 53 C3

※PU=パワーユニット:M=メルセデス、F=フェラーリ、R=ルノー、H=ホンダ
※TY=タイヤ:C1は最もハード(白)、C3はミディアム(黄)、C5が最もソフト(赤)、PRはプロトタイプ

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