プレシーズンテスト2回目の1日目(テスト5日目)の走行が終了した。この4日間のテストが、メルボルンでの開幕戦F1オーストラリアGPに向けた最終調整の場となる。
●【F1テスト2・1日目タイム&タイヤ】レッドブル・ホンダがミディアムタイヤで2番手!トップはマクラーレン
ホンダにとっても、2年目のタッグとなるトロロッソと新パートナーのレッドブル・レーシングという2チーム体制での運用に慣れ、準備を進める最後の機会だ。
4人のドライバーのうち、唯一ホンダのパワーユニット(PU)でのレース経験があるピエール・ガスリーはいくらか慣れている部分もあるが、それを差し引いても今日まではすべてが順調に進んでいる。
バルセロナに集った10チームのマシンは、発表時からさらなる進化を見せており、現代のF1が非常に高いレベルで技術開発が行われていることを物語っている。
今日は、トロロッソのアレクサンダー・アルボンが103周、レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーが136周を走行。チームによっては2人のドライバーが同じ日に走行しているが、両チームともに1日ごとに担当ドライバーを決めてテストに臨んでいる。
レッドブル・レーシングのピエール・ガスリーは、ミディアムタイヤ(イエロー)のC3コンパウンドで136周を走行、1分17秒715をマークして0.006秒差の2番手でこの日のセッションを終えた。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「先週のテスト1を終え、今日から再びテスト2が始まりました。
開幕戦に向けて走行できるのは今日も含めて残り4日間しかありませんので、両チームが予定しているプログラムを完了させるためにも、可能な限りの走り込みを行い、準備を進める必要があります。
今日は、ロングランやショートランを交えながら両チーム合計で239周近くを走行できましたし、PUとしても大きな問題はなく、多くのデータを蓄積できて、順調な一日となりました。
ドライバーやエンジニア、メカニックにとっては、走れば走った分だけ、マシンやオペレーションへの理解を深められる時期だと思いますし、明日以降もスムーズなセッションを続けられればと思っています」