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【インディカー】F1とは異なる頭部保護装置を導入へ

2019年02月20日(水)19:32 pm

インディカーが今シーズンからドライバーの頭部保護のための新デバイスを導入することが明らかとなった。

F1では2018年から「ハロ」と呼ばれるコックピット保護システムの装着が義務づけられている。だが、このほどインディカーが採用を決定したものは「ハロ」とは違うコンセプトに基づくAFP(アドバンスト・フロンタル・プロテクション)と呼ばれるものだ。

これはインディカーにシャシーを供給しているダラーラ社が考案したもので、コックピットの正面(ドライバーの前方)かつシャシー中央に高さ7.62cm、幅約2cmのチタニウム製AFPを設置することで、飛んでくるデブリ(破片などの異物)からドライバーの頭部を守ることができるという。

インディカーの代表を務めるジェイ・フライは今回のAFP導入決定について次のように語っている。

「安全追求に決して終わりはない。そしてこれはインディカーにおける最新の進化だ」

インディカーの公式サイトによれば、FIA(国際自動車連盟)管轄下にあるF1を始めとするフォーミュラシリーズが採用したハロについても検討は行われていたという。

だが、検証の結果、現在のインディカーのシャシーにはハロの装着は困難だという結論に達したようだ。

また、インディカーではかつてF1でテストされたこともあるウインドシールドと呼ばれる風防タイプのものも昨年テストを行っている。だが、インディカーの公式サイトはそれについて、「最近行ったテストによって、インディカーが実際にそれを使用するにはもっと研究が必要であることが判明した」としている。

今季のインディカーは3月10日(日)の開幕戦を皮切りに全17戦で争われることになっているが、AFPは第6戦にあたるインディ500マイルレースで初導入され、以降のレースで装着が義務づけられることになる。

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