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ランキング4位奪還がレーシングポイントの目標 ペレスは「初優勝」すら視野に

2019年02月15日(金)18:31 pm

今年からレーシングポイントというチーム名で戦うことになる旧フォース・インディアだが、2019年の目標はコンストラクターズランキング4位の奪還だ。

小規模プライベートチームながら、フォース・インディアは2016年と2017年に2年連続でコンストラクターズランキング4位となるパフォーマンスを示していた。

しかし、前チームオーナーであったビジェイ・マリヤが母国インドで詐欺罪に問われるなどの法的問題を抱えたこともあり、チームはここ数年厳しい財政状況に置かれていた。そしてフォース・インディアはついに2018年7月に破産宣告を受けてしまった。

そのチームをカナダの大富豪ローレンス・ストロール率いる投資家集団が買収。昨年のF1第13戦ベルギーGPからはレーシングポイント・フォース・インディアという名称で新チームとしてのエントリーが認められた。

だが、それにより、チームが第12戦までに獲得していたコンストラクターズポイントは無効とされ、フォース・インディアは第13戦以降に稼ぎ出した52ポイントのみが獲得ポイントとなり、2018年シーズンはランキング7位で終えている。

だが、実際のところ、フォース・インディアは第12戦終了時点で合計111ポイントを獲得できていたわけで、もしそのポイントを加算すれば、昨年の年間ランキングではルノーに次ぐ5位に位置していたことになる。

新たにレーシングポイントF1チームと名前を変えたチームは、2019年シーズンに向けて新たなスポンサーも獲得しており、予算面での心配はないと考えられている。

昨年8月に、生まれ変わったチームの新代表に就任したオットマー・サフナウアーは、2019年シーズンに向けて次のように語った。

「4位以下となってしまえば、私にとっては非常に大きな失望となるだろう。我々は困難な時期から抜け出すために懸命に取り組んできたからね」

資金面での不安がなくなった今、フォース・インディア時代から同チームのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンも、これからさらに強力なF1マシンを製造することができるはずだと考えている。

「ついに、我々が持ついいアイデアを現実のものとすることができるよ」

「過去にも、我々はそのとき手にしていたリソースでいい仕事をしてきた。だが、今の我々は4位となることを目標に置かなくてはならない。トップチームたちとのギャップを縮めたいと思っているよ」

2019年はローレンス・ストロールの息子であるランス・ストロールもウィリアムズからレーシングポイントに移籍し、同チームで6年目のシーズンを迎えるセルジオ・ペレスのチームメートを務めることになっている。

これまでのF1キャリアで通算8回表彰台に上った経験を持つ29歳のペレスは次のように語った。

「(コンストラクターズ)4位となることに加えて、僕も今シーズンは何度か表彰台に上りたいと思っている。初優勝だって狙えるかもしれないよ」

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